チーム一丸となって、価値あるものをより早く顧客に届けたい

PROFILE

加藤 祐也

楽楽勤怠開発課 

新卒でERPシステムの開発会社に入社し、人事労務システムの開発・マネジメントを約10年経験。その後、転職支援サービスを手掛ける会社のシステム部門で2年間勤務した後、2023年2月ラクスへ入社。
楽楽勤怠のバックエンド開発チームのプロジェクトマネジメントを担当している。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

前職は事業会社で、自社の業務プロセスを効率化するシステムを開発していました。事業内容は魅力的でしたが、より多くのエンドユーザに対して価値を届けたいという思いがありました。

そのような中で、ラクスに入社していた以前の同僚から、会社の雰囲気・業務内容・求められている人材の話を聞きました。ラクスはSaaSビジネスを展開しており、自分たちが開発したシステムで多くの人に価値を提供できる点が最大の魅力だと感じました。

さらに1社目で培ったスキルを最大限活用できる環境で、中途入社でも早期に価値を発揮できるとも考え入社を決意しました。

加藤さんが関わってきたプロダクト、プロジェクトと、そこでの業務内容について教えていただけますでしょうか。

私たちのチームでは「楽楽勤怠」の開発を行っています。

「楽楽勤怠」とは勤怠管理を効率化し、会社の働き方改革に貢献できるシステムです。従業員による日々の打刻や勤怠申請、上長による承認や残業時間のチェック、人事労務担当者による締め処理や給与計算システムへの連携など、企業の勤怠管理業務を効率化する仕組みを提供しています。

システム開発の領域は様々ありますが、私たちのチームは主にバックエンド開発に従事しており、PHPを使用して開発しています。

その中で私自身はプロジェクトマネージャーとして、日々メンバー・事業部門とコミュニケーションを取りながら、様々な開発案件が効率的に開発できるように、プロジェクト管理・組織改善などに取り組んでいます。

上記の各役割の中で、どのような課題があり、どのように取り組んでこられましたか?

最近は「スクラム開発の導入」に取り組んできました。

楽楽勤怠は元々「ウォーターフォール型」の開発を行ってきましたが、競争の活発な勤怠管理システム市場でトップシェアを目指すうえで、下記の点が課題となってきました。

・1案件のリリースまでのサイクル短縮
・マーケット・事業ニーズの変化への対応
・チームでのノウハウ共有、リカバリ対応力の強化

私自身は前職ではスクラム開発に従事しており、そのメリットも理解していたため、上記課題を解決するために「スクラム開発」の導入を推進してきました。最初はウォーターフォール開発との違いに戸惑うメンバーもいましたが、現在ではスクラム開発の良さを理解し、開発メンバー同士で密にコミュニケーションを取り、自発的に改善提案をしてくれています。

チームの日々の業務の流れを教えてください。

1週間スプリントのスクラム開発を実践しており、開発メンバーの1週間の業務の流れは下記のとおりです。

月曜日:プランニング(1週間の開発タスクを決める、担当メンバーの決定)

開発、デイリースクラム(進捗確認、ノウハウ共有)

金曜日:スプリントレビュー(プランニングで決めた開発内容のデモ)、レトロスペクティブ(1週間の振り返り)

プランニングで決めた開発内容を実現するため、開発メンバーが自主的にMTGを開いたり、リードエンジニアに相談をするなど、自律的なチームとなっています。振り返りの場では、日々の課題・対応策を検討し、翌週から実践をするサイクルを繰り返しています。

加藤さんは、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

自分たちの開発したシステムによる価値を実感できたときにやりがいを感じます。

勤怠管理システムの一番の特徴は「利用者との接点の多さ」です。勤怠管理システムは全従業員が毎日使うシステムであり、特に「楽楽勤怠」はラクス社内でも導入されているため、自分自身が開発者であると同時に、エンドユーザーでもあります。

そのため開発内容をリリースした時に「これは使いやすくなった」「ここはもう少し改善できそう」などを直に感じることもできますし、社内メンバーからもフィードバックを受けることができる点が私自身のやりがいとなっています。

加藤さんがチーム運営において重視されていることはありますか?

価値あるものを、より早く顧客へ提供する開発を意識しています。

システム開発は1人でも出来ますが、チーム一丸となって開発することによって、価値あるものを、より早く提供できるようになります。

チームが一丸となって開発するためには、やるべきこと・ゴールを明確にし、開発メンバーが同じゴールに向かって開発が出来るように、密にコミュニケーションを取り、全員が同じ意識をもって開発が出来る環境を構築することを心掛けています。

また開発効率化にも積極的に目を向けています。日々の開発だけでなく、少しでも効率的になるような改善活動をメンバー自ら見つけ、提案・実現に向けて自発的に動いてくれています。

ご自身の今後の目標、またはチームで目指す組織像等を教えてください。

「勤怠管理システムの市場シェアNo.1」を目標に、開発・事業部が一体となって活動しています。

この目標の実現のため、さらなる機能開発はもちろんのこと、リリースサイクルを早めて、より早く顧客に価値提供をすることも重要となってきます。開発の効率化やエンジニア一人ひとりの成長にも寄与しつつ、チームを成長させながら目標実現のために活動していきたいです。

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