組織拡大に向けた仕組みづくり

PROFILE

小栗 朗(2021年5月入社)

楽楽明細開発部 楽楽明細開発2課

10年間メーカー系のソフトウエア会社に所属。プログラマーからプロジェクトリーダーを経て下流工程から上流工程を経験し、2021年5月ラクスへ入社。楽楽電子保存のバックエンド開発チームのリーダーを担当している。

継続的に一つのプロダクト開発に携われる

――  ラクスに入社を決めた理由を教えてください。

理由は、自社プロダクトを持ち、継続的に一つのプロダクト開発に携われることと、WEBを中心とした開発に携わりたかった自身の思い、そして面接での雰囲気です。特に、面接時に優しい方が多く働きやすいのではと感じた印象は、今も変わっていません。

―― 小栗さんのチームの中での役割や業務内容を教えてください。

楽楽明細のサブプロダクトである、楽楽電子保存のバックエンド開発チームのリーダーを担当しています。また、他にオフショア開発の立ち上げを行っており、ブリッジエンジニアとともに、開発プロセスの検討、立ち上げを推進しています。

業務内容は、プロジェクトマネジメント全般(スケジュール/進捗/リソース/開発KPI管理)を担当しています。開発業務で一部要件定義に携わることもあります。

―― リリースサイクルはどのくらいですか?

担当プロダクトのリリースサイクルは、メジャーリリースを3カ月単位で実施しており、必要に応じてマイナーリリースを行います。3カ月周期の開発のため、要件定義〜実装・テストのウォーターフォールを採用していますが、部分的にスクラムによる開発手法を導入しています。スクラムは、楽楽明細リリース当初から採用しており、スプリントの単位を1週間で設定し、プラニング、開発、日次の進捗確認、最終日でスプリントの 振り返りを行っています。

開発プロセスやアウトプットの定義・明確化が重要

―― PdM強化、フロントエンド、オフショアなど新たなマネジメント要素が増えてきたと思いますが、プロジェクトをうまく進めるための工夫があれば教えてください。

新しいマネジメント要素に関して、これまでの開発と同様に開発プロセスやアウトプットの定義・明確化が重要と考えています。私自身、前職では本格的なフロントエンド(FE)/バックエンド(BE)開発の経験がなく、ラクスに入社半年程度でFE/BEが明確に分かれた開発を参画したのですが、開発当初は本来FEがやるべき設計をBEが実施するなど、開発プロセスに曖昧な点がありました。実装時に再設計するなど苦労する点もあったのですが、FE/BEの開発プロセスやアウトプットを定義することで改善しました。

積極的に発言しやすい雰囲気を作る

―― 「プロジェクトマネジメントにおいて大切にしているマインド」はありますか?

私自身は「メンバーを引っ張る強いリーダー」のタイプではなく、メンバーにフォローしてもらっているリーダーと認識しています。少人数チームなので話しやすい雰囲気を作り、メンバーからも積極的に発言してもらいたいと思っています。

 意識的なアイスブレイクや、メンバーが均等に発言できるようなファシリテーション、スケジュールを過密にしない等、普段から話しかけやすくなるよう気を付けています。

―― エンジニアの意見を開発計画の中にどう取り入れていますか?

開発の見積もり・割当はメンバーにヒアリングし、作成・割当を行うようにしています。

また、開発メンバーから挙がるプロダクトの改善、例えばリファクタリングや自動テスト改善などから開発提案の機能改善等も、主要な開発アイテムと平行して、費用対効果を確認した上で取り込むよう心がけています。

開発の見積もりの中に、改善活動の時間を最初から割り当てているので、費用対効果を考慮できれば、メンバーの意見は通りやすい環境だと思います。

組織拡大に向けた仕組みづくり

―― どのような時に仕事のやりがいを感じますか?

チーム内の情報可視化や管理方法の整備などを行っている時です。私が入社してから1年足らずで所属部署の人員が倍になっており、今まで閉じていた情報も共有することが増えました。ツールは調査や他部署と情報交換した上で、実績があるものを選んでいます。これまで、プロダクト・人員共にスケールアップの中でチームビルディングの経験はなかったので、新しい経験を積むことができ刺激になっています。

―― 求められる心得やスキル等を挙げるとすると何でしょうか?

心得として、ユーザー・企画に求められている機能開発を定められた期間で完遂するために、不足している点は学習する、チームメンバーの協力を求め課題に対応するイニシアティブを持つよう意識しています。

スキルとしては、マネジメントスキルに加え、開発メンバと話ができる・対応要否を判断できるレベルのプログラミングスキルや経験があった方が良いと考えています。

―― 今後入社される方と一緒に取り組みたい課題はありますか?

これからも人員増加を予定しているため、同様に人員が増え新たなリーダーが参画した時にも、早期に立ち上がることができるよう、情報可視化やプロセス整備を行っていきます。

今後もプロダクトやチームのスケールアップに伴い、チームビルディングやオフショア立ち上げなど継続して課題があります。

チームの人員増加に伴った開発効率アップやオフショア立ち上げに参画して、良くしていきたいという気持ちのある方と、一緒に課題に取り組んでいきたいです。

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