日本とベトナム一体のグローバル開発体制をつくる

PROFILE

寺田 大典

Rakus Vietnam CO., LTD General Director

ミャンマーに2012年から6年間在住し企業支社立ち上げの責任者を経た後、2019年にラクス入社。現在はベトナム・ホーチミンでラクスベトナム全体の責任者を務める。

まず、ラクスベトナムはどのような会社かご紹介いただけますか?

ラクスベトナムは、ラクスが提供するサービスの開発に特化した開発拠点です。ホーチミンに2拠点あり、約60人が働いています。担当する主なサービスは「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽販売」「メールディーラー」「配配メール」です。各サービスで差はありますが、おおよそ開発工数の約3割から4割をベトナムで担っています。

ミッション・ビジョン・バリューをご紹介ください。

ラクスベトナムのミッションは「高技術と高品質で、最高のSaaSサービスを提供することでエンドユーザ、働く仲間に最高のHappyを届ける」です。そのために「ベトナムでクラウド(Saas)領域でナンバー1の技術、品質を持ち、最高のサービスを提供して、最高にHappyな会社になる」というビジョンを掲げています。バリューとして「Quality First」、「Fast Resulting」、「Deep Thinking」、「Challange」、「Active Communication」、「One for All&All for One」の6つを掲げ、皆で体現していっています。

ラクスベトナムの開発体制について教えてください。

それぞれのサービスについて、3、4名から20名まで様々な規模のチームがあります。平均的には7名前後で、PM、PL、開発メンバーという構成です。QAの専門チームをおいているケースもあります。

2021年からホーチミン市内に拠点が増えたそうですね。

現在は、拠点が2つあります。もともとはホーチミン市内の1拠点のみで開発を進めていましたが、2021年秋に新拠点が出来ました。新拠点では、メールディーラーを開発していますが、ゆくゆくは担当できるサービスを増やしていく予定です。

各拠点は、顔と名前が一致してコミュニケーションが取りやすい規模にしています。お互いの顔が見える規模の組織を横展開していこうと考えています。

日本との連携体制について教えてください。

各サービスに通訳・翻訳がおり、会議の通訳やドキュメントの翻訳をしてもらっています。
ベトナム側にはブリッジSEはおらず、日本側で元々エンジニアとして働いてるベトナム人SEがブリッジSEとして業務しているという形態が多いです。基本的に日本とベトナム間のやり取りは日本語ベースです。

寺田さんがラクスベトナムに入社されたきっかけは?

前職もIT企業で、東南アジアで開発拠点長をやっていました。
転職の際、ラクスのベトナム拠点のマネジメントをやってみないかという話をいただき、自分の経験を活かせると思った事がきっかけです。

ラクスは、戦略的に重要なポイントに注力する真面目さがあり、その点に惹かれました。数年先のゴールをかなり具体的に見据えて、ゴールに向けて地道なアクションを積み上げているのも印象的でした。例えば経営を見ても、しっかり利益を出しながらビジネスを進める姿勢は、一貫していると感じています。

開発体制も、日本側とベトナム側がワンチームということを非常に重要視していて、それは入社してからも実感しています。こうした開発体制やマインドが入社の決め手になりました。

入社されてからの印象はどうですか?

日本側もベトナム側も真面目な人が多いですね。残業などはしないで集中して結果を出し、プライベートや仕事以外で楽しむ場では思い切り楽しむ、そういったメリハリがついているとも思います。

組織については、入社当時のラクスベトナムはまだ若いメンバーが多く、組織で動くというよりも個人ベースでの取り組みが中心でした。私が入社してからの4年間は、ベトナムのチームの考えや取り組みたいことも聞きつつ、サービスの開発方針の共有、チームでの開発力の強化、教育支援などを進め、皆で組織力を高めてきました。

現在の寺田さんのミッションを教えてください。

ラクスベトナム全体の責任者として、組織の将来を示し、PMと共に実現することです。ラクスベトナムの将来展望を、責任を持って動いてくれているチームと共有しながら実現を目指していく。その実現にコミットして貰える様に働きかけることが役目です。
日本とベトナムでは、地理的距離や文化の違いがあるので、コミュニケーションや仕事のギャップは必ず生じます。そうした事柄に対して、組織レベルでの対応や解決の中心として動いています。
責任者としては、やはり一緒に働いてる人たちが自分の人生を預けるのに値する組織、場所を作りたいですね。

その具体的なイメージを教えていただけますか?

この場所で頑張れば、努力と成果がしっかりと評価される、という公平さを感じられる事ですね。そんな場所をずっと頑張って作っているようなところはあります。

今のところ、まだまだ道半ばですが、皆で共に取り組む事で、組織は成長できると考えています。組織の成長と共に各人には自己成長を感じて欲しいですし、自分自身もこの4年で成長したと感じています。

ラクスベトナムはラクスの開発戦略上、どういう役割を果たしているのでしょうか。

ラクスベトナムは、ラクスのサービス開発拠点として重要な柱となっています。
今後は、日本とベトナムでより一体化したグローバル開発体制の構築に取り組んでいきます。将来的には、ラクスベトナムだけで一気通貫したバージョンリリースが出来る開発力を目指しています。

その目標に対して、日本側もベトナムのメンバーもモチベーション高く取り組んでくれています。

将来的な目標へ向けて活かしていきたいラクスベトナムの良さはなんでしょうか。

メンバー同士のコミュニケーションが良く、日本側からも開発への理解やサポート体制があることです。成長取り組みへの理解もあり、日本とベトナムで一緒にやっていくと思ってくれているメンバーばかりなのは、とてもありがたいですね。

課題はありますか?

グローバル開発体制に向けて、多くのユーザー様を抱える大規模SaaSを支えるための開発知見やスキルをまだまだ蓄積、成長させていく必要があります。幅広い開発に対する視点や品質への深い視座などが課題ですね。

その課題解決へ向けて、具体的にはどのように取り組んでいるのですか?

設計や品質での課題を洗い出して、年単位でマイルストーンを掲げてPDCAを回し、仕組み化とスキル向上の取組みを進めています。そのために、ベトナムと日本での相互の出張は、積極的に行っています。

ラクスのグローバル開発に興味をお持ちいただいた方へ、寺田さんが考える海外でキャリアを作る最大の魅力を教えてください。

何といっても視野・視座が大きく広がることですね。
自分のスキルを生かして大規模なチームや組織を見ていきたいという人にとって、海外の仕事を経験することによって異なる視点・視座に触れるということはとてもメリットが大きいと思います。

もちろん日本国内で培うこともできますが、私の場合は海外へ行った時の方が苦労も大きい分、いろんな知見を得ることができました。これまでの経験は、今の仕事に活きているので、キャリア構築の一つの手段としてお勧めできますね。

海外赴任経験がないという場合でも挑戦できるのでしょうか。

はい。安心してラクスベトナムに来て欲しいですね。

私は海外業務の経験が10年ほどありますので、一緒に働きながら海外生活のアドバイスができると思います、また、今ラクスベトナムで働いているもう1人の日本人(小川さん)は、15年近くベトナムで働いています。ベトナムでの困りごとなどの対応は、私以上に詳しく、とても頼りになります。

赴任先として、ベトナムは働きやすいと感じられますか?

特にラクスベトナムの拠点があるホーチミンは、年中気候も温暖で、雨季乾季はありますが、とても過ごしやすい風土です。生活基盤も安定してるので、仕事も含めてホーチミンでの生活は非常に快適ですね。業務時間も安定していて、土日以外に特別休暇なども多く、メリハリもつけて働けます。

メリハリをつけているとのことでしたが、寺田さんは余暇はどのように楽しまれていますか?

趣味は広く浅くのタイプで、ベトナム来てから遅まきながら40代でゴルフを始めました。初心者の気持ちで何かに取り組むのは面白いですね。ベトナムのチームメンバーからもいろいろ教えてもらい、アーチェリーや釣りにチャレンジしてみたこともあります。

最後に、ラクスベトナムで働くやりがいは何ですか?

成長し続けるサービスや組織の課題解決に集中できる事ですね。また、新しく生まれるサービスや、より良いサービスを作るための取り組みに非常に協力的なチームなので、やりがいに応えてくれる環境だと思います。

より高い開発力を目指して人数も増えているところなので、共に働く事で、技術的な視点だけではなく組織・経営の視点なども経験できると思います。ベトナムの会社だとまだまだ少ないGitHub Copilot導入など、新たな開発方式にも貪欲なので、新たな開発方式にチャレンジしたいという方にも魅力のある開発環境ではないでしょうか。

日本とベトナムの文化的な違いをお互い理解して、一緒に解決しようというマインドがあるのもラクスとラクスベトナムのとても良いところだなと感じますね。

ありがとうございました!

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