日本とベトナムがより一体化したグローバル開発体制をつくる

PROFILE

寺田 大典

Rakus Vietnam CO., LTD General Director

ミャンマーで6年間、企業支社の責任者を務めた後、2019年にラクス入社。 2020年よりホーチミンを拠点として、本社7サービスの開発を担うラクスベトナムの責任者を務める。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

前職も東南アジアのソフトウェア開発拠点長を務めており、転職時には、これまでの海外拠点運営の経験を活かせると感じました。

ラクスを選んだ決め手は、「戦略的に重要なポイントへ真摯に取り組む」姿勢です。数年先のゴールを具体的に見据え、利益をしっかりと出しながら、必要なアクションを積み上げて成長している点に惹かれました。加えて、日本側とベトナム側を「ワンチーム」として捉える開発体制とマインドが明確で、これは入社後も強く実感しています。入社前に感じた誠実さと実際の組織文化のギャップがなかったことは、今振り返っても良かった点です。

ラクスベトナムの業務内容と役割を教えてください。

ラクスベトナムは、ラクスが提供するサービスの開発に特化した開発拠点です。

ホーチミンに2拠点あり、約90名が在籍しています。主に「楽楽精算」「楽楽明細」「楽楽電子保存」「楽楽販売」「楽楽勤怠」「楽楽自動応対」「楽楽メールマーケティング」の開発を担当し、サービスにより差はありますが、おおよそ全開発工数の4〜5割をベトナムで担っています。

ミッションは「技術とAIで事業成長を牽引するグローバル開発の中核を担い、ビジネス要求からプロダクト価値を創造することで顧客にHappyを届ける」ことです。開発チームは平均7名前後で、PM・PL・開発メンバーという構成です。

日本の開発組織との連携は、ベトナム側での技術通訳メンバーや、日本側でのベトナム人SEの協力で、日本語ベースで密に行っています。
私の役割は、この組織全体の将来像を示し、メンバーと共に実現が進む様に働き掛けることです。

チームの日々の業務の流れを教えてください。

開発プロセスはサービス毎に異なりますが、スプリントは1週間単位で進めている場合が多く、朝会で進捗と課題を共有し、日中は設計・実装・試験を進め、日本側とは通訳・本社ベトナム人SEを介して仕様確認やレビューを行います。週次でプロジェクトの状況を相談し、月次で改善活動や長期的な取り組みの相談や振り返りをして開発のPDCAサイクルを回しています。

ラクスベトナムは、残業少なく集中して結果を出し、土日や特別休暇でしっかり休む。オンとオフを切り替えて、メリハリのある働き方をモットーとしています。1週間の休暇が年に3回(テト+特別休暇)あり、社員にはリフレッシュ含め、自由に活用して貰っています。

チームではAIをどのように活用していますか?開発や業務にどんな変化をもたらしていますか?

本社と同様のClaude Code活用を中心としたAI駆動開発に取り組み、開発スピード向上と品質向上の両立を進めています。開発では、ソースコードのAI生成率が高まると共に、より上流工程の業務も増えています。SDD(仕様駆動開発)の実施にも取り組んでおり、社内では日進月歩で新しくなるAI情報や各自のノウハウを全社員で共有するセミナーなども毎月開催しています。

開発としての事業への関わり方を教えてください。

ラクスは、顧客志向を大事にしており、ベトナム拠点も単に開発を請け負うだけでなく、サービスによる顧客課題の解決と品質に責任を持ち日々の開発に取り組んでいます。

『Quality First』は、ラクスベトナムのバリューの一番初めに掲げられています。現在は、本社側と共に顧客課題の検討の取り組みなどを行いつつ、より顧客背景を深く理解した開発に取り組んでいます。

チームの雰囲気を教えてください。

真面目なメンバーが多く、集中して結果を出した上で、皆で楽しむときは仲良く楽しむという雰囲気です。メンバー同士のコミュニケーションが良いのが大きな強みで、日本側にも異なる文化背景への理解と尊重、そしてサポート体制があります。

文化的な違いは当然ありますが、それをお互いに理解し「一緒に解決していこう」というマインドが根付いているのが、ラクスとラクスベトナムの良いところだと感じています。仕事以外でもフットサルやバドミントン、eスポーツなどを行っている社員グループも存在します。

また、生活で分からないことを助けてくれたり、お互い助け合うというマインドが強いので、ラクスベトナムで働いている日本人で、海外赴任が初めての方も複数名が定着しています。海外赴任未経験な方も安心して働ける環境と雰囲気だと思います。

チームでは、どんなやりがいを感じられますか?

顧客に対する価値に真摯に向き合い、成長し続けるサービス開発に深く集中できることが、大きなやりがいだと感じています。より良いサービスを作るための取り組みに非常に協力的なチームなので、一緒に挑戦する甲斐があります。

より高い開発力を目指している局面でもあるので、技術的な視点だけでなく、チーム力の向上といったマネジメントの視点も経験できると思います。組織の成長とともに、メンバー一人ひとりが自己成長を実感できます。その手応えを求めている人には、ラクスベトナムで働くことをお勧めしたいです。

マネジメントにおいて重視されていることはありますか?

ラクスベトナム全体の責任者として最も重視しているのは、「一緒に働く人が、長く働く価値があると思える場所をつくる」ことです。「努力と成果がきちんと評価される」という公平さを感じられ、より頑張りたくなる組織にすること。その点を、常に追い続けています。

また、日本とベトナムでは地理的距離や文化の違いがあり、コミュニケーションや仕事上のギャップは必ず生じます。そうした課題は、個人任せにせず、組織レベルで対応・解決することとして、その中心役として動いています。

将来に向けては、展望をチームと共有し、責任を持ち動いてくれるPMやメンバーを最大限に支援することを大切にしています。

活躍できる方の人物像を教えてください。

自分のスキルを活かしてチームの開発力を向上させたい、今よりも視野・視座を広げたいという志向のある方が活躍できると思います。海外で働くと苦労も大きい分、得られる知見も大きく、それを前向きに楽しめる方に向いています。海外赴任の経験がなくても問題ありません。私自身が海外業務歴10年以上で生活面のアドバイスができますし、ベトナム在住15年以上の日本人メンバーもいて、現地の困りごとについては、私以上に頼りになります。頼りになる技術通訳者も多いので、英語・ベトナム語でなくとも日本語で業務を進める事が可能です。

加えて、文化の違いを「壁」ではなく「一緒に解決する課題」と前向きに捉えられる方や、AI駆動開発SDD(仕様駆動開発)のような新しい開発方式に貪欲な方も大歓迎です。

入社された方と取り組みたい課題、またチームで目指す組織像を教えてください。

直近の課題は、AI駆動開発の推進に伴う開発レビュー力の向上と、要件定義や設計といった上流工程への関与拡大です。幅広い開発への視点や品質への解像度を、成長ロードマップを掲げPDCAを回しながら、仕組み化とスキル向上の両面で高めています。その為に、日本・ベトナム間の相互出張も積極的に行っています。

中長期で目指すのは、日本とベトナムがより一体化したグローバル開発体制であり、将来的にはラクスベトナムだけで独立したバージョンリリースを実施することです。入社される方には、こうした目標に向けて、技術力はもちろん、日本とベトナムの架け橋となってワンチームを一段上のレベルに引き上げる役割を期待しています。

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