デザイナー個人の働きかけが会社の成長へダイレクトにつながる

PROFILE

谷中 雄一

クリエイティブ課 ディレクター

20代はバンド活動に明け暮れ、30代を目前にWebデザイナーに転身。数年後にディレクターに転向し、大手飲料メーカーのWebサイト制作やECサイトの運用を担当。その後、事業会社にてWeb関連のマーケティングや制作を経験後、2020年11月に株式会社ラクスに入社。趣味はコロコロ変わり、現在はバイク(CB400SS)やキャンプやサウナ。

これまでのご経歴を教えてください。

振り返ると、20代のバンド活動から流れで自然とクリエイティブ業界に辿り着きました。インディーズバンドは楽曲制作やライブ活動以外にも、CDジャケットやTシャツ、フライヤーなどの制作も自分たちですることが多いです。それらのデザインをしているメンバーが周りに多い環境だったので、自然な流れだと感じていました。

その後バンド活動と並行してフリーランス的にデザイン制作をしていたのですが、バンドの解散を機に事業会社のインハウスデザイナーとして働き始めました。その後スキルアップを求めてWeb制作会社へ転職。ディレクターに転向したあと、より事業につながる仕事を求め、不動産会社に1人目のWeb担当として転職し、いろいろと経験をしました。数年後、当時コロナショックもあり、会社の業績や自分の年齢、今後のキャリアを勘案した結果、成長力やスピード感のある業界へ転職しようと決意して、ラクスに出会いました。

ラクスに入社を決めた理由、背景などを教えてください。

転職の軸として、会社と自分のキャリアとうまくマッチして活躍できるかどうかを基準で考えていました。前職では「配配メール」の導入を検討していたこともあり、ラクスの印象も良かったです。

面接をする前は、大口をたたくと「デザインの力でこの会社はもっと成長できる」と感じたからです。広義、狭義ともにデザインの力を発揮できるよう組織作りをしているタイミングだったことも惹かれた理由です。また商材の多さも自分には魅力的でした。さまざまなフェーズの施策に関わることができ、自身の成長につながると感じたためです。

ただ面接をした後は「この人たちと働いてみたい」と感じたのも覚えています。「何をするか」も大切なのですが、同じくらい「誰とするか」ということも大切にしています。

現在のチームでの担当範囲・役割を教えてください。

楽楽精算など、楽楽シリーズの製品に関連するWebサイト制作・運用の、ディレクション業務がメインです。リーダーとしてチームマネジメントも行っています。ラクスではほとんどのクリエイティブ制作をインハウスで対応しており、半期で大小合わせて3,000件弱の案件対応を行いました。全社的な成長や、各事業のプロモーションスケジュールに合わせて、常に試行錯誤して最適解を探しています。

業務としては、ユーザーに製品をわかりやすく伝えて、正しく理解していただき、お問い合わせをいただく、という基本的かつ難しいことを追求していければとも思っています。

デザインチームの業務の流れを教えてください。

各製品事業部のプロモーション担当者から「〇〇をしたい」との依頼があり、ディレクターが依頼内容を把握し、デザイナーのリソースやスキルに応じて案件をアサインします。基本的にはデザイン/コーディング作業ともにデザイナーが一人で対応することが多いですね。制作後に検証まで完了すると、ディレクターが本番環境に反映して対応完了という流れ です。直近ではデザイナー視点でのサイト改善の提案をして実装し、すでにコンバージョン率が大きく改善した施策もあります。

サイトによっては週に何度もリリースがあり、各サイトを複数名で作業することも多く、いわゆるバージョン管理や施策自体の交通整理も重要になっています。ディレクター・デザイナーともに、社内ではプロモーション担当者と関わることが多く、二人三脚で施策を最大化できるように、関係者間で密にコミュニケーションをとるようにしています。

マッチしそうな方のマインド・経験等を教えてください。

プロ意識があり、かつ素直な方が活躍されている印象です。ラクスではコミュニケーションを重要視しており、思いやりのある方ばかりなので、とても仕事がやりやすいと感じます。その一方、ロジカルに物事を考える方も多く、デザインのプロとしての自覚を持って、アイデアとロジックを活用した業務が求められます。そういった組織の文化やマインドを素直に吸収できると活躍してもらえるのではないかと思います。

またチーム内にはさまざまな経歴を経ている方も多いです。美大出身のデザイン畑の方もいますし、僕みたいな他業界からの転職組もいます。僕自身も音楽を通して身に着けた考えを業務に活かせることもあり、さまざまな経験を持ったメンバーが集まることで、チームワークが相互作用して、多様性のある強いチームになれるのでは?とも考えています。

現在の業務の中で課題・ギャップを感じていることはありますか?

組織としてのクリエイティブ活用についてはまだまだ課題が多いと感じています。クリエイティブ力が組織に与える影響を定量化するのも困難で、ちょうどこれを書いている今もマネージャーと議論を交わしています。

また組織やラクス全体の成長に、チーム内の情報共有やルール策定が追い付いていないとも思っています。急成長フェーズにおいては、新人のオンボーディングや情報共有がとても重要で、目の前の業務だけでなく、数年先を見据えたロードマップをもとに、1歩ずつ着実に組織改善をしていく必要があると考えてます。

まだまだ成長過程のチームのため、個人個人の働きかけが組織の成長へダイレクトにつながる時期だと思うので、これからも注力していきたいと思います。

現在の業務の中で特にやりがいを感じていることは?

ディレクション業務の中では、全社横断的なプロジェクトや、テレビCMなどの大型プロモーション関連の仕事は刺激になり、やりがいを感じます。また傍から見ると小さな改善でも、数値的な結果で表れる施策も、個人的に満足感があります。

チームリーダーとしては、メンバー個人個人に良い報告や評価が表れると、自分の事以上に嬉しいですね。それの積み重ねがチームとしての評価になると思いますし、チーム内で好循環が生まれてくるのがワクワクします。

また、僕は入社して約2年ですが、会社全体、各事業の成長をヒシヒシと感じています。会社の成長に負けじと自分も成長しないとと、良い意味でプレッシャーを感じつつ、やりがいにもつながっていると思います。

ご自身の今後の目標を教えてください。

インハウスでのクリエイティブ組織が事業成果を最大化するためにどうあるべきか、その最適解を目指したいと思っています。他社も試行錯誤しながら模索していると思いますが、ラクスの特徴を踏まえたうえで、最適な体制・スキル・業務内容を検討して、事業成長のために頼られる組織を作っていきたいと思います。

また個人としては、ラクスのリーダーシッププリンシプルを体現し、マネジメント職として組織を牽引していく存在になりたいと考えています。

オフタイムはどう過ごされていますか?

ラクスに入ってからは、自動二輪免許を取得してバイクでプチツーリングなどしていました。バイクでソロキャンプに行く夢も叶えました(笑)。また最近2人目の子供が生まれたこともあり、文字通りに子育てで奔走しています。秋の連休には、上の子と一緒にキャンプで2泊したのも楽しかったですね。子供が産まれてからは、自宅ではなかなかゆっくりと時間が取れないのですが、通勤時間にkindleで読書をしたりスマホで動画を見ることも多いですね。残業も少なく、お休みはしっかり取らせてもらっているので、メリハリがついた生活が送れていると思います。もう少し子供が大きくなったら、バンド時代の友達が出演するフェスとかに家族で遊びに行けたらよいなと思っています。

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