技術力と顧客視点の両立が生み出す、エンジニアの多様な成長機会

PROFILE

工藤 慎司

メールディーラー開発課 課長

大学卒業後、約19年間SIerで受託システム開発に携わる。業務システムの構築から運用保守、自社サービスの企画まで経験を積むほか、顧客業務課題のヒアリングからシステム化提案も行ってきた。
その後2022年4月にラクスに入社し、メールディーラー開発課の課長として機能開発や運用サポート業務を行うチームのマネジメントを実施。

工藤さんがラクスに入社した決め手を教えてください。

前職で大規模システムの開発と運用保守を通じてプロジェクトと組織のマネジメントを8年ほど経験し大きな達成感を得ることができましたが、自分のキャリアを考えたときに自社サービスを手掛ける会社で自分を試してみたいと考えたのが転職のきっかけです。

前職で楽楽精算を使っていたのでラクスという会社があることは知っていましたが、詳しく調べてみると、とてもエンジニアを大切にしていること、多くのプロダクトを手掛けながらもさらに成長していこうとしていることが分かり、興味が湧きました。さらに面接やオファー面談で現在の上司の矢成さんやメンバーと話す中で、この人達と一緒に働きたいと強く思い、ラクスに決めました。

工藤さんご自身の管掌業務・役割を教えてください。

組織マネジメントが主な業務で、役割としては次の3つがあります。

1つ目はチームの方向性を定め、導くこと。開発本部、開発部としてのミッション、ビジョンを自チームに落とし込んで、チームとしてのミッション、ビジョン、戦略ゴールを定めて目指すべき方向性を定め、マネジメントを通じてチームを導きます。

2つ目はチーム成果の最大化です。メンバーごとの長所を見極めてそこをしっかりと伸ばすことで個人の成長を促し、メンバーができること+αのことを任せて必要に応じて支援することでチームとしての力を高めます。そのためには1on1や目標管理面談でメンバーの状況をしっかり把握し、課題があれば解決策を一緒に考えることがとても重要です。

3つ目はビジネスサイドとの連携です。プロダクトがビジネス面でどういう状況にあるのか知ることはとても重要です。営業チームやCSチームを通じてリリースした機能に関する顧客からのフィードバックが得られた時にはすぐに開発チームに共有しています。

工藤さんは、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

組織として大きな成果を上げることにやりがいを感じます。
私たちがリリースした機能の中には、とても技術的難易度が高く、ビジネス的に重要な案件もありました。開発途中で難しい判断を迫られる場面が幾度となくありましたが、チーム一丸となってこの難局を乗り切り、無事リリースできたことで大きな達成感を得ることができました。

開発チームの日々の業務の流れを教えてください。

開発チームはアジャイル要素の利点を取り入れ、スプリント制で開発をしています。
年4回のメジャーバージョンアップに向け、ビジネスサイドから提示された要求仕様にもとづき要件定義を行い、設計・実装するというのが開発の大きな流れです。開発の過程では製品企画や、営業チームなどのビジネスサイドの部署や、フロントエンドチームなどと連携しながら開発します。実装は国内でも行いますが、半数以上はラクスベトナムにお願いしているため、ブリッジSEを中心に日々コミュニケーションを取りながら業務を行っています。

一方、運用保守チームはお客様からの問い合わせにカスタマーサクセス課と連携しながら対応します。

求められる知識・スキル・心得等を教えてください。

ラクスには「リーダーシッププリンシプル」という行動指針があり、その中でもメールディーラーで特に求めたいものがあります。
1つ目は「失敗を許容する」。メールディーラーでは機能開発の過程で様々な役割があり、新卒・中途問わずみんな積極的に挑戦し成果を出してくれています。時には失敗することもありますが、なぜ失敗したのか、次に失敗しないためには何ができるのかを考え実践することで成長することができます。2つ目は「学習し成長し続ける」です。ラクスでは多くのエンジニアが驚くほど学習し、ビアバッシュやイベントでの登壇を通じてアウトプットしています。お客様に継続的に利用してもらうプロダクトを開発するためには個人の成長が必要不可欠です。

またリーダーシッププリンシプルとは別に「楽しんで楽にする」ことも大事にしています。私自身も意識していることですが、一日の1/3以上の時間を使って仕事するわけですから生き生きと楽しんで仕事をしてほしいです。

技術面での課題はありますか?

メールディーラーは多くのお客様にご利用いただいているという点では成熟したプロダクトと言えますが、一方で技術的な課題を多く抱えています。最近新たなフレームワークを導入しましたが、まだまだ効果的に活用できておらず、古いコードも多く残っており技術的な負債が残っています。これらの課題に継続的に取り組みチームとしての生産性を高め、さらに多くのお客様にご利用いただけるプロダクトとなるよう、スピーディーかつ高品質な機能開発を行うことができる開発チームを目指したいです。

メールディーラー開発課が目指すチーム像を教えてください。

技術力と顧客視点、この2つをバランスよく持つチームを目指したいです。

個人の学習はもちろん、チームとしても開発プロセスの継続的な改善やアーキテクチャの刷新などを通じて技術力を高めていきたいです。また、SaaSプロダクトはただ機能を追加すればよいわけではなく、追加する機能が顧客の成功にどのように結びつくのか考え抜かれたものでなければなりません。そのために顧客視点で機能の価値を考え開発する、そんな開発組織となるようチームを導いていきたいです。

技術力と顧客視点の両立は、成長機会にもつながりそうですね!

はい、メールディーラーではエンジニアとして例えば以下のような活躍の機会があります。

・PdMとしてビジネスサイドと協働して製品ロードマップを策定する。
・上流設計エンジニアとして様々な部署と連携してビジネスサイドの要求を具体化する。
・開発エンジニアとしてオフショアチームやフロントエンドチームと協働して機能開発を行う。
・テクニカルスペシャリストとして新技術をキャッチアップし、メールディーラーのアーキテクチャを改善する。

入社2年目で上流設計を任される若手エンジニアもいます。求めればチャレンジでき、かつそのチャレンジをしっかり支援してくれる環境がありますので、是非一緒に取り組んでいただける方をお待ちしております!

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