フロントエンド開発課の開発プロセス

PROFILE

國枝 洋志

フロントエンド開発課 課長

大学卒業後、メーカーで医療系のシステム開発・運用を経験した後、SIerとして主に官公庁系・公共系システムのWebアプリ開発を経験。その後、マネージャとして自社サービス開発や開発標準を推進。2022年にラクスに入社し、新組織のフロントエンド開発課のマネージャを担当。

フロントエンド開発に特化した専門組織

ラクスにはプロダクトを横断しフロントエンド開発に特化した専門組織「フロントエンド開発課」があります。当記事では、フロントエンド開発課の開発プロセスを紹介します。

フロントエンド開発課は各プロダクト専属の開発チームと協力しながら、フロントエンド部分の開発を行うほか、社内の様々なフロントエンド課題解決を支援する役割を担っています。

手掛けるプロダクト例

チーム体制

課長以下、総勢12名のフロントエンドエンジニアで構成されるチームです。
ラクスはプロダクト毎に最適なアーキテクチャや技術要素を採用しているため、フロントエンド開発課もプロダクトをグループ分けし、それぞれを担当するサブチームで編成されています。

現在のサブチームは、ラクスシリーズ(メールディーラー、チャットディーラーAI、配配メール)担当チーム4名と、楽楽シリーズ(楽楽明細、楽楽電子保存)担当チーム8名です。各エンジニアは複数プロダクトを担当しています。
※プロダクト横断組織として柔軟なチーム編成ができることが強みであり、今後サブチームの構成が変更される可能性もあります。

チーム構成図

プロダクト開発チームとのかかわり方

フロントエンド開発課のエンジニアは、各プロダクト開発チーム内のサーバサイドエンジニアや
プロダクトデザイン課のデザイナーと密接に協力しながら仕事を進めています。

フロントエンドエンジニアの担当範囲は、依頼された機能開発だけではなく、開発プロセス整備、Webパフォーマンス改善、(現行のコードとの調和を図りながらの)リファクタリング、フロントエンドアーキテクチャの改善等に及びます。一方で要件定義、UI/UX設計、サーバサイド開発は担当しません。

楽楽明細開発の例

開発プロセス

各プロダクトのビジネスサイドとプロダクトマネージャーが整理した顧客要求をもとに機能の開発優先順位が決まります。プロダクトマネージャー、設計担当者、UIデザイナーが要件定義を行い、UIデザインを固め、要件定義書が作成されます。

要件定義以降は、概要設計書とUIデザイン(Figma)を基にフロントエンドエンジニアが実装方法を検討し、サーバサイドとのインタフェース(Swagger)を決めて、画面設計・実装を行っています。その後はサーバサイドエンジニアと随時連携しながら実装、テストと進んでいきます。

開発手法は各プロダクトチームごとに異なります。標準的には3カ月サイクルのウォーターフォールで、ウォーターフォールにスクラムのプラクティスを取り入れて、ビジネスサイドと都度細かく連携する進め方をとるチームもあります。詳細は各プロダクト別の開発プロセスも参照ください。

一般的なリリースサイクル

以上、フロントエンド開発課の開発プロセスをご紹介しました。

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