立ち上げからグロースへ。よりよいサービスとチームを目指して

PROFILE

北嶋 初音

楽楽勤怠開発部 開発2課

新卒ではベンチャー企業に入社し、SESとして様々なWebサービスの開発を経験。 自社サービスを開発したいと思い立って転職活動を行い、2020年1月にラクスに中途入社。 前職ではバックエンド開発も行うフルスタックエンジニアだったが、転職後はフロントエンドエンジニアに転身。 入社後は、楽楽勤怠のサービス開発を立ち上げ時期から現在まで一貫して担当。

北嶋さんの現在の仕事内容を教えてください

楽楽勤怠のサービス開発にフロントエンドチームのチームリーダーとして携わってます。開発フェーズとしては、要件定義/設計/開発/テストに至るまで、ほぼ全ての開発工程に幅広くかかわっています。技術面では、技術選定・アプリケーション設計・コーディングルールやテスト戦略の策定・難易度が高い案件開発などを担当しています。

最近では自身で直接手を動かして開発をするよりも、チームの課題解決に向けた取り組みの調整や、チームメンバーの進捗管理・レビュー・育成などの、チームマネジメント業務に関わることが増えてきています。

「自分の意見をサービスに反映させたい」と思った

北嶋さんは前職ではバックエンドも含めて幅広い業務を経験されたそうですね

はい。新卒で就職活動をしていたときはフルスタックエンジニアを目指していて、特定の領域ではなく幅広くWeb開発のノウハウを身に着けたいと思っていました。そのため、さまざまなサービスに携わることができる受託型の開発会社に就職したんです。希望していた通り、前職ではとても多くの経験をさせていただきました。

そんな中どうしてラクスに?

受託開発ではサービスに対しての最終責任は発注企業様にあります。そうなるとどうしても開発会社の意見は通りにくいところがあるんです。もちろん自社サービスではないからこそ得られる経験も多くさせていただいたのですが、学んだことをもっとサービスに反映させたいという想いが次第に強くなっていきました。

そんなときにラクスで新サービスの立ち上げとフロントエンドの組織改革を始めるという話を聞き、入社を希望しました。

プロジェクトオーナーにいつでも提案できる嬉しさ

入社後は開発プロジェクトはどのような状況だったのでしょうか?

私が入社する以前はUIデザイナーの植田さんが一人でUIデザインもコーディングも行っている状態で、私も入社直後の環境セットアップと並行してすぐにコーディングに着手しました。最初はボタン等の全画面で共通して利用されるコンポーネントの作成からでしたね。3日目からはタスク量もかなり増えていました(笑)

当時の楽楽勤怠はサービス立ち上げ時期で、社内にフロントエンドエンジニアが1人しかいなかったこともあって、案件開発をPdM・デザイナー・バックエンドエンジニアと連携を取りながら、とにかくスピード重視でこなしていきました。

関係部署が多いとコミュニケーションは大変ではないでしょうか?

入社してすぐ、少しでも効率よく正確にテストできるようにしたいのでプロジェクトオーナーにフロンドエンドのユニットテストのツール導入を提案する機会があったんです。こういったコミュニケーションがラクスではとても普通のことで、他の課のベテランエンジニアとも意見交換をよくしています。プロジェクトの進行状況に関係なく、よりよい方法を模索して提案できるというのは嬉しいですね。

意見があれば提案しやすい環境なんですね!

はい、裁量が大きいところに最もやりがいを感じますね。
意見があればすぐに提案できてかつそれが受け入れられやすい体制が整っているので、自分で動けばすぐにプロダクトに影響を及ぼせるところに楽しさを感じています。やってみて成功ばかりではなく無駄になることもよくあるのですが、そういうチャレンジがしやすいのはとても良い環境だなと思っています。

フロントエンドエンジニアは様々な関係者と連携を取ることが多いので、自分発の提案でコミュニケーションが円滑にとれ、上手く協力してタスクをこなせた時には、達成感を感じます。

現在、仕事はどのように進めていますか?

楽楽勤怠では月1での新規機能リリースを行なっていて、そこに向けて機能ごとに開発を行なっています。
開発フローとしては、要件定義書・API仕様・デザインをバックエンドエンジニアやデザイナーの方に作成いただいてからが担当になります。まずはそれらの資料を、フロントエンドエンジニアの視点でレビューを行います。問題がなければ、それらの情報をもとに画面仕様書を作成していきます。画面仕様書には、実際の細かい表示仕様や動作仕様を書いていくので、Pdm・バックエンドエンジニア・デザイナーと密に連携しつつ作成していくことになります。
その後、画面仕様書の情報をもとに実際にフロントエンドチームで実装・テストを行い、リリースしていくという流れになります。

北嶋さんは入社以来楽楽勤怠のフロントエンドに関わってきましたが、どんな課題に取り組まれてきたんですか?

最初は楽楽勤怠というサービスをとにかくいい状態でリリースし運用にのせることに集中してきたため、開発のための情報整理があまりされていませんでした。開発初期では少人数なので口頭での相談や共有で済んでいたものも、開発フェーズが進んで人数が増えてくるとそうはいかなくなってきました。初期メンバーを中心に、言語化できていなかったもののルール化や資料作成を積極的に行うことで、新規参画メンバーが来た時にスムーズにキャッチアップができるように情報整理をしてきました。

また、現状の技術課題としては、フロントエンドで採用しているフレームワークのVue.jsのバージョンアップとテスト戦略の見直しがあります。Vue.jsはバージョン2系がEOLになる予定のため、3系にアップデートに必要な作業洗い出しの調査を行い、案件開発と並行して少しずつ書き換えを行なっている段階です。
テスト戦略については常に見直しを行なっていて、様々なテスト手法によるアプローチをまずは小さく試してみて、意味のあるテストを残し・意味のないテストは削るという施策をとって改善している段階です。

よりよいサービスとチームを目指して

今後はどのような挑戦をお考えでしょうか?

これまでフロントエンドの開発を立ち上げ当初から引っ張ってきましたが、最近はチームメンバーも増え、新たにチームリーダーの役割を担い、マネジメント方面での働きも求められるようになってきました。そこで、これからもよりよいチームとなるように貢献していきたいですね。

ラクス社外でも「ラクスのフロントエンドはいいチーム」と認知されるように、さまざまな情報発信に取り組んでいきたいと思います。

私個人としてはサービス作りとチーム作りを通して、スペシャリストとマネジメントどちらの道も歩んでいけるようになっていきたいです。

ありがとうございました

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