高い可用性で急成長サービスを支え、顧客の期待に応えたい

PROFILE

下西 章王

インフラ開発部 東京インフラ開発2課 課長

2015年新卒入社。経営学部出身でIT知識はなかったが、好きなものを作る側になるのも面白そうと考え、ラクスのエンジニアとして入社。研修後は、現在のインフラ開発部(当時はネットワーク部)に配属となる。インフラエンジニアとしてサーバの運用保守を経験後、東京インフラ開発2課のチームリーダーを経て、現在は課長。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

入社を決めたきっかけはいくつかありますが、一番大きかったのは新卒研修が充実していたことですね。経営学部だったので、プログラミングやネットワークの知識がほとんどありませんでした。そのため、研修期間が3ヵ月というのに魅力を感じて入社を決めました。

なぜエンジニアを目指したのかというと、いわゆる「文系」キャリアの定説に漠然と従うのがイヤでした笑「何やっている人なんですか?」と聞かれたとき、ちゃんと自分で納得した理由をもって答えたいと思っていたのもあります。

そこで就活をしている中で自分が好きなものはなんだろう?を考えた時にゲームなどが好きだったので「作る側になってみるのも楽しそう」と思ったことがエンジニアに興味を持ったきっかけです。長い社会人人生なので楽しく働きたいですしね。

ご入社以降、現在まで下西さんが関わった業務内容について教えていただけますでしょうか。

入社後、3ヵ月間の研修を経てインフラ開発部に配属されました。最初は当時当社が運営していたレンタルサーバ商材の運用保守を担当することになりました。1年ほど経ったときに先輩の寿退社をきっかけに上司から「今日から主担当よろしく!」と無茶ぶりされたのを覚えています笑

約4年間ほどレンタルサーバを担当したのち、AWSで構築されたメール配信サービス「blastmail」を担当しました。当時オンプレしか経験がなかったので、最初は大変でしたが、クラウドの便利さに感動しましたね。blastmailを2年ほど担当したのち、新しく「blastengine」というサービスを立ち上げる話をもらい、メイン担当としてインフラの設計や構築等に携わりました。「blastengine」は約1年前後の開発期間を経て無事ローンチできました。その後はチームリーダーとしてblastmail、 blastengineの運用に携わってきました。

2024年10月からは東京インフラ開発2課の課長を務めています。東京インフラ開発2課を安定して運用できる体制と、メンバーが安心して働ける環境を作ります。

東京インフラ開発2課はどのような役割なのですか?

東京インフラ開発2課の役割はblastmail、blastengineのインフラ部分を支えることです。責務は「サービスを最適なコストで安定して顧客に提供すること」につきます。

下西さんの役割や業務内容を教えてください。

私の役割は東京インフラ開発2課のマネジメントです。

採用や育成ももちろんやりますが、チームで成果を上げるための取り組みが多いですね。
システム面でいうと、2課が目指すシステムを掲げ、そのシステムにするために何をどうやっていつまでに進めていくのかをメンバーと一緒に考えて構築していくことです。

日々の業務の流れを教えてください。

「サービスを最適なコストで安定して顧客に提供すること」を達成していくために、まずは現状分析を行います。稼働率、原価、人的リソースを分析し、改善点を特定します。

現在は特に原価削減に取り組んでおり、効率的なリソース活用を目指してシステム構成を見直し、各部署と連携してスケジュールを立て、実行しています。例えば、直近の課題でいうと煩雑なデプロイ作業をどう自動化するかをメンバーとともに考えています。

新機能の開発がある際は、ビジネスサイドの企画チームが立案したロードマップに基づいて進んでいきます。インフラチームとしては事前に必要な準備を把握し、開発や検証をスムーズに進められるよう心がけています。必要な情報入手が後回しにならないよう、積極的に情報収集を行っています。

現在の業務の中で特にやりがいを感じていることは?

可用性を確保し続け、サービスの急成長を支えることが一番大きい顧客貢献と考えており、やりがいを感じています。お客様にとってシステムは「使えて当然」であり、安定したインフラを提供してその期待に応えることを大事にしています。

また、セキュリティの強化も重要なポイントです。安心して利用できるシステムを作ることで、顧客やエンドユーザに貢献できるのがやりがいの一つです。これらの目標を達成できた時は大きな達成感があります。

私たちインフラエンジニアは、表に立つことは少ないですが、会社の根幹を支える存在として陰で支援していることに誇りを感じています。社長や取締役から「インフラは会社を支えてくれている」と感謝の言葉をいただいた時はとてもありがたかったです。

マネジメントにおいて重視されていることはありますか?

顧客が安心して利用できるシステムを提供し続けるために、可用性の向上や日々の業務の効率化が必要です。このような改善を促進し、チームとして顧客への貢献を意識し続けられるようにするために、心理的安全性の高い職場にすることを大切にしています。

私は心理的安全性とは、意見交換や質問がしやすいこと、そして仕事と生活のバランスが取りやすいことだと考えています。

意見交換や質問がしやすければ、建設的な議論を通じてよりよいアイデアが生まれ、育成という観点でも、チームメンバーの認識の違いも解消しやすくなります。これにより、チーム全体の成長も促進されると考えています。

また仕事と生活の両立については、計画的なリフレッシュによって業務に集中して取り組めることでサービス品質も向上すると考えています。

ご自身の今後の目標を教えてください。

今後も会社は、成長するために新サービスを展開し続けます。その際に、顧客に安心して使っていただけるシステムを設計、運用できるよう、常に準備しておきたいです。

担当するサービスの基盤としてAWSを利用しているため、2課をAWS技術において社内で最も強いチームに育て、顧客に一層安心してサービスを利用していただけるインフラ基盤を提供していきます。

そのためにも、AWSを継続的に学習する仕組みを構築し、最新技術を習得できるような環境を作ることが今の目標になります。胸を張って「AWSなら任せろ!」と言えるようにしたいですね。

オフタイムはどう過ごされていますか?

オフタイムは基本汗をかくようなことをしてますね。平日はジムへ行ったり、サウナに籠ったりしてストレス発散しています。週末も基本的に変わらないですが、社会人のバレーボールサークルに入っているので、バレーボールして、飲みに行くような週末の過ごし方をしています。

週末は一切仕事のことを考えないですね。笑
インフラなので障害対応等はしなければいけないときもありますが、基本的にはオフはオフで楽しんで、週明けの仕事に取り組めるようにしています。勉強するタイミングでいうと基本的に通勤時間など会社に近い時間帯にすることが多いです。

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