ビジネス特性を理解し、適切な設計を選択

PROFILE

巽 隆氏

大阪第二開発部

2011年に中規模のSIerに新卒で入社し、最初の5年間はスマホアプリの受託開発を経験。その後は、常駐で様々なプロジェクトに関わり、上流のPM/PL業務から下流工程まで多様な経験を積む。2019年からは外資系SIerに転職し、PMとして大手自動車部品メーカーの製造システムの開発に携わった後、2021年にラクス入社。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

SES契約での業務が主だったため、前々から自社製品の開発に憧れがありました。転職活動はSaaS業界に絞っていたのですが、転職サイトにてラクスから直接声をかけてもらったのがきっかけです。

当初はサービス名を聞いたことがあるくらいで会社についてあまり知りませんでしたが、カジュアル面談を通じてラクスに対しての関心が深まり入社を決めました。多くのSaaS企業はプロダクトが絞られていますが、ラクスは幅広い種類のプロダクトを展開しており、今も新規リリースを続けていることが決め手となりました。

― チームでの担当範囲・役割を教えてください。

現在、チャットディーラー開発課ではチーム制を導入しており、その中で私は設計チームのリーダーを担当しています。設計チームメンバの作業割り振りや進捗管理等を行いながら、自身も設計を行っています。また今年度からはPdMも兼務する予定です。

― 日々の業務の流れを教えてください。

半期ごとに次半期の開発計画を作成しており、開発計画に沿って要件定義〜概要設計を行います。要件定義では、事前に事業部門からヒアリングし、課題内容について理解した上で検討を進めます。検討後、内容について事業部門/開発部門のステークホルダーを集めてレビューを実施し、問題なければ概要設計という流れになります。

― 求められる知識・スキル・心得等を教えてください。

要件定義〜概要設計を行う上で必要な一般的な知識やスキルは必要です。また、機能要件の検討は事業部門と合意しながら進めていく必要があるため、コミュニケーション力も必要となります。

― どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

難易度の高い機能要求などに対して実現方法を検討し形になったときや、自分が設計した機能がリリースされた際にやりがいを感じます。

プロダクトの特性上、他システムやSaaSとの連携も多くなります。他サービスAPIとの整合性はもちろん、セキュリティ、認証、ストレージとの接続など、幅広い要素を考慮しながら設計するのが面白さです。

― 設計において大事にされていることを教えてください。

「顧客のペインを理解し、解決するための最適解は何か」を常に意識して機能要件の検討を行うようにしています。また、実際の利用者をイメージしてUIや機能を検討することも大事にしています。

例えば要件定義の際には、事業部門から顧客の業務フローや実際によく使っている機能についてヒアリングしています。また、機能開発の打ち合わせにはサポート担当にも入ってもらうことで、顧客に近い観点で議論できるようにしています。

― 今後の目標を教えてください。

今年度からPdMという新たな領域にもチャレンジする予定です。PdM業務については勉強中ですが、いち早くチャットディーラーのPdMを担うことができる人材になることが直近の自身の目標です。設計とPdMを兼務することで、より実現性の高い要求定義を行い、開発に連携できるようにしていきます。

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