お客様の「使いやすさ」のために、チームもプロセスも進化させる

PROFILE

清水 馨一

プロダクト部 プロダクトデザイン2課 課長

デザイン学校を卒業後、Web制作会社、不動産ベンチャーでデザインを経験。その後、大手IT企業でUXリサーチを担当したのち、2024年7月にラクスに入社。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。 

デザイン学校を卒業後、受託制作でWebサイトデザインを担当してきました。
さまざまなクライアントの世界観に触れることが楽しかったものの、作って終わりになる環境には寂しさを覚えていました。その中で、効果検証や改善・運用など、もっとユーザーの満足が見える仕事をしたいという気持ちが強くなってきました。その後転職した大手IT企業でも、さらなるユーザーとの関わりを求めてUXリサーチなどに取り組んできました。

ラクスを知ったとき、日本の企業の非効率な業務をデジタル化するという、提供価値のスケールの大きさに惹かれました。さらに売上も堅実に成長しており、サービスを通してじっくりと顧客に価値提供できる点も魅力でした。それにあわせてデザイン組織を大きくしていけることも魅力に感じ、入社を決めました。

自組織の業務内容と役割を教えてください。

UI/UXデザイナーの役割は、一言でいうと「使いやすさをデザインすること」です。ユーザーが迷わず、気持ちよくプロダクトを使えるように、見た目だけでなく体験そのものをデザインしています。
私が担当しているのは、以下の4つのプロダクトです:

・楽楽精算
・楽楽明細
・入金管理オプション
・楽楽電子保存

日々の業務では、まずユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるよう、コンテンツの構造やナビゲーションの設計(情報設計)をしています。そのうえで、ページの構成や画面の動きを考えてワイヤーフレームを作ったり、実際の動きを再現するプロトタイプを作って、関係者とイメージをすり合わせながら進めています。

最近では、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)やPdM(プロダクトマネージャー)と一緒にユーザーインタビューにも参加しています。お客さまの声を直接聞いたり、作ったプロトタイプを実際に触ってもらって、どんなところに課題があるかを一緒に探っていく「ユーザビリティテスト」もやっています。

こうしたプロセスを通じて、より良いユーザー体験を目指して日々デザインに取り組んでいます。

チームの日々の業務の流れを教えてください。

私たちのチームでは、プロダクトや案件の規模に合わせて、まずはPMMとPdMが、どんな機能を作るか、どんな課題を解決すべきかを一緒に考えて方向性を決めます。
そのあと、デザイナーとエンジニアが集まって要件を整理し始めます。デザイナーはFigmaでワイヤーやプロトタイプを作りながら、PdMやエンジニアと相談して仕様を詰めていきます。要件が固まったら、いよいよ開発スタートです!
チーム全体で密にコミュニケーションを取りながら、ユーザーにとって本当に価値のあるものを届けられるよう、日々動いています。

大事にすべき価値観や求められる知識・スキル等を教えてください。

顧客にとっていいものを提供したい、サービスをよくしていきたいというマインドがあるとラクスでのデザイン業務を楽しめると思います。

スキルに関しては、UIデザイナーは様々な職種のメンバーと連携するためコミュニケーションが大事になります。各所にプレゼンするために作ったデザインの意図を説明したり、開発からの仕様や挙動などで意見交換も頻繁に行っています。

プロダクトデザイン課では、どんなやりがいを感じられますか?

関わったデザインが、多くの顧客の業務効率化や負担軽減につながることです。
すでに多くの顧客に導入されているプロダクトなので、デザインを本当にたくさんの方々に届けることができます。

「業務をもっとスムーズにしたい」「業務負荷を減らしたい」などのお客様の要望をもとに、関係者へのヒアリングを重ね、最適なUI/UXを作り上げていきます。バックオフィスの複雑な業務フローをしっかり理解し、使う人が迷わず操作できるUI/UXに落とし込むのは難しいですが、デザイナーとして大きな成長機会になります。

ラクスのデザイン組織はまだまだ強化していく段階なので、新しい開発プロセスやデザインシステムにも参加できる機会があります。こういった形でお客さまの課題解決に貢献しながら、デザインや組織づくりの両面でスキルを伸ばせることは、大きな魅力だと思います。

清水さんがマネジメントにおいて重視されていることはありますか?

会社の行動指針であるRLP(ラクスリーダーシッププリンシプル)を意識しながらメンバーと接することを心がけています。顧客や会社の成長のために大切なことと、チームメンバーの成長ややりたいことの実現を両立できるようにすることが自分の役目だと思っています。

ご自身の今後の目標、またはチームで目指す組織像等を教えてください。

これからの目標として、UXの向上を一つの大きなテーマにしています。というのも、お客様が抱えている課題をしっかり解決するためには、ただ機能を作るだけではなく、「使いやすさ」や「わかりやすさ」もとても大事だと感じているからです。

そのために、チームではお客様の声や商談動画などはもちろん、インタビューやテストを行って、実際にどういうふうにサービスが使われているのか、どこで困っているのかをしっかり理解することを意識していきたいです。こうした声をもとに改善を進めることで、お客様の業務をもっと効率的に、スムーズにできるようなUXを提供していきたいと考えています。

今後も「お客様の立場に立つこと」を大切にしながら、もっと便利で役立つプロダクトを届けられるチームを目指していきたいです。

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