新技術や仕組み化にチャレンジし続ける

PROFILE

川上 正博

楽楽明細開発部 楽楽明細開発1課

ラクス入社以前は、小規模~準大手のSIer数社で10年程度開発を経験。SES、請負開発や、一部自社サービスの開発にも携わってきた。
2020年6月よりラクスに入社し、現在は「楽楽明細」サービス開発を担当。

ラクスに入社を決めた理由、背景等を教えてください。

SIerでの案件は、契約の完了とともに別の案件担当となり、その際に自身が開発に携わっていたシステムの継続した成長に関与できなくなることが多々あります。同時に、それまで触れていたり獲得した技術とも距離を置くことが常態でした。技術的な要素に関心を持つ人間にとっては、こういった環境が自身の目指す方向とマッチしていないのではと感じるようになりました。ラクスは自社サービスを持ち、新しい要素を取り入れつつサービスの成長をしていけると思い、入社しました。

チームでの担当範囲・役割を教えてください。

担当サービスで複数あるチームのうちの1チームのリーダーとして活動していました。最近ではチームの枠にとどまらず、チームをまたがる横断的な課題解決やアーキテクチャ検討といった内容の作業をしています。

日々の業務の流れを教えてください。

基本的に3か月ごとにリリースがあるので、そのための要件定義〜開発作業を行います。必要に応じてデザイナー、企画、インフラといった開発以外の関係者と相談し、決めるべきことを決めていきます。チームメンバー間では日々相談しあったり、共同作業をしたりしています。

求められる知識・スキル・心得等を教えてください。

基本的な設計・開発のスキル、経験が必要です。請求書発行に関わる業務的な知識や、関連法の知識が必要な場面もありますが、開発作業を通じチームで学んでいくので入社後の獲得で問題無いです。また、ある程度長く続いているサービスなので、既存の改善と新機能の開発の二つの側面があります。開発プロセスも、コードもよりよくしていく考えがあるといいと思います。そのために新しいものを取り入れたり試していけると良いと思います。

― どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

メンバーが「開発が楽しい」という声をあげている時ですね。円滑に思った通りのものが作れる、ユーザや企画から良いフィードバックが得られるなど、様々な要素が上手くいっているときは楽しいと思えるし、モチベーションも維持できます。そういう状態を作り出せることで結果的に良いものが作れると思います。

― ご自身の今後の目標、またはチームで目指す組織像等を教えてください。

楽楽明細開発部ではサービス拡大に対応できるよう、4年後をめどに6課60名体制+オフショアチームでの開発を目指しています。対応するべきドメイン領域も増えるため、分業対応して課が組織され、同時並行で開発できることを目指します。そのため複数チームで分担して開発しやすいようなシステム構成にしたり、サービス開発にまつわるあらゆる作業(プロセス、コミュニケーション、開発作業、運用、etc…)が効率よく進められるような仕組みを整えていきたいです。

― どのようにチームの技術力向上や情報発信に取り組まれていますか?

長く続いているサービスでも様々な課題を解決するために必要な新しい技術を導入していきます。また、メンバーが各々収集した情報から、取り入れたいものなど声を上げて導入することも多いので、気軽に情報を展開して導入に繋げられる環境はあると思います。

少し前にはフロントエンドにReact/TypeScriptを導入したり、DDDの概念を取り入れたりGraphQLを利用し始めました。こういった新しいことをやる時や、新しい人が入ってきた時などはペアプロやモブプロを積極的に実施してもらっています。フロントエンドにReact/TypeScriptを導入した時や、新規機能を中心にDDDを取り入れた時は、チーム内で勉強会をしたり、モブプロを積極的に実施しました。ペアプロ/モブプロで実際にコードを書いている特定の箇所にフォーカスがいくことで、細かい設計思想の共有や相談がしやすくなると思います。

社内での技術力向上だけではなく、JJUG CCCやラクス主催の技術イベントにも登壇し、当社の取り組みを発信しています。

仕事の中で大事にされていることがあれば教えてください。

メンバーから「これをやりたい」という声が上がってくる状態を大事にしたいと思っています。「何かを実現したい」というモチベーションがあれば自律的に行動してくれます。そのために~を導入したい、とか~が実現できたらどう良くなる、といったインプットを細かく実施しています。実行する流れになったら、フォローをしたり一緒に課題解決にあたったりして実現を推進します。

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