開発エンジニアが振り返る楽楽精算の歴史と“いま”

こんにちは。採用課の坂井です。
今回は楽楽精算の開発8年(※)、開発エンジニアの田村にインタビュー。楽楽精算と開発組織の変遷について語ってもらいました。

※2020年1月現在

PROFILE

田村大地

開発本部 第三開発部 楽楽精算開発1課

SIer企業にてプログラマ・システムエンジニアとして活躍後、クラウドの自社サービスに未来を感じ、2011年ラクスに入社。以来、現在まで楽楽精算の開発に携わる。

新規事業としての楽楽精算。まだ“これから”だった

入社された当時、楽楽精算と開発組織はどのような状況だったのでしょうか

2011年頃、まだ楽楽精算はラクス内で新規事業という立ち位置でした。配属された部署の名前も”新規事業部”。新規事業部の中に開発メンバーは10人ほどいましたが、私のような楽楽精算の専任エンジニアは少なかったです。

楽楽精算については、サービスとして伸びてはいましたがまだ黎明期。既存顧客から「こういう機能がほしい」などご意見をいただき、製品力を高めることを最優先に取り組んでいる日々でした。

品質に対する取り組みについて、当時のことを教えてください

現在では結合テストやシステムテストの期間に、専任のプロジェクトチームを立ち上げ品質管理をしたり、一部テストについては自動化するなど、品質と効率どちらも高いレベルで実現することに組織的に取り組めているのですが、当時はまだ属人的なやり方を残していました。そのため致命的なバグを見逃し、ユーザーの経理業務に影響を出してしまうことも。今では考えられませんが、緊急リリースも頻発していました。

何か大きく変わるきっかけがあったのでしょうか

革命的なことが起きたということはありません。

開発メンバーが日々、「どうしたらもっとよくなるか」を話し合って、試してみて、振り返る。BeforeAfterで比較してバグが減っていたら、そこで新しい手法が定着する。その繰り返しでした。

やり方を一度に大きく変えようとしていればその負担も大きく、うまくいかなかったかもしれません。順応できる範囲で、小さく小さく改善を積み重ねてこれました。「もっとよくしたい」という気持ちを全員が持っていたからこそできたことだと思います。

「もっとユーザーを楽にしたい」新機能実装への歩み

「もっとユーザーを楽にしたい」新機能実装への歩み

2013年~2014年頃のことを教えてください

クレジットカードや交通ICカードの明細データを自動で取り込み、簡単に精算できる機能を開発しました。

それまでは既存顧客からの「○○な機能をつけてほしい」といったご要望に応えていくことが多かったのですが、この頃から徐々に「こういう機能があれば、ユーザーはもっと楽になるんじゃないか」といった新しい観点での機能開発にも取り組んでいけるようになっていきました。

「機微情報のよりセキュアな管理はどうするか?」など、これまで培ってきた知見・ノウハウだけでは立ち向かえない課題も多くなりましたが、そのたびに開発メンバーはもちろん、運用チームやインフラチームのメンバーなど他チームと連携し、みんなで対応を考えて乗り越えていきました。

よりよいユーザー体験に挑戦していく現在のラクスの形が、その頃には出来上がっていたんですね

そうですね。ただ、私たちが”いい”と考えた機能が、すべてのユーザーにとって必要とされるかというと、そうとは限りません。企業によって経費精算フローはさまざまですし、一つの正解はないと思います。そのため、こうした新機能は、オプション機能として提供できるように実装しました。

新チームをゼロからつくる。オフショア開発スタート

2013年頃から始まったという、ベトナムのオフショア開発について教えてください

私がブリッジSEとして現地チームの技術育成や品質管理などを担当しました。その後、2018年まで担当を続けることになります。

最初は「開発チームとは」「経費精算とは」といった基本的なことから教えていったのですが、どんどん吸収してくれるのが嬉しかったですね。「開発スピードを速く」「品質も高く」と二兎追うことはせず、スピードと品質であればまずは”品質を優先”するようにしてきました。そういう文化は、定着させることができたと思います。

品質が安定するようになったのが2017年頃。そこからは品質を下げないで効率・生産性をあげていくように工夫してきました。

例えば楽楽精算の言語設定で日本語を英語に切り替える機能があるのですが、これは多国籍企業でも利用いただけるようにとベトナムの開発チームで開発したんですよ。

ベトナムとのコミュニケーションはどのようにとられていたのでしょうか

現地のエンジニアとは、定例報告はWebミーティングで実施、日常的なコミュニケーション(質疑応答や連絡)はチャットでコミュニケーションを取っていました。

年に数回、まとまった期間、ベトナムに出張していたのですが最長で3ヶ月くらい行くこともありましたね。オフショアを担当していた期間のうち、合計すると大体1年間くらいはベトナムにいたことになると思います。

その後、私は国内での製品開発に注力することになり、オフショア開発はよりスケール(拡大)するために専任チームに引き継ぎましたが、今でも引き続きベトナムの開発チームには期待・注目しています。

エンジニアが得意領域で力を発揮できる開発チームへ

現在、田村さんが何をされているのか教えてください

現在は楽楽精算の要求分析を担当しています。製品企画課などマーケティング部門との連携が多いですね。

経費精算に関連する技術は日々進歩していますから、ユーザーや市場のニーズを考え、この先の楽楽精算をどうしていくべきか、どんな新機能が必要であるかを定義し、要求仕様書としてまとめています。

電子帳簿保存法や軽減税率といった法要件を満たしていく社会的ニーズへの対応もとても重要です。

最後に、現在の開発チームについて教えてください

私が入社した頃はフルスタックな働き方を求められることが多かったのですが、現在では組織も大きくなり、UIやパフォーマンス改善などさまざまな役割ごとにチームが編成されています。それぞれの得意領域・担当領域に集中できるようになり、エンジニアとしてはすごく働きやすいなと感じます。

直近では”楽楽労務”がローンチされるなど、新しい製品開発にも積極的に取り組んでいます。「大きなサービスに関わりたい」「0からサービスをつくりたい」など、エンジニアによって希望する働き方はさまざまだと思いますが、それを叶えていける機会は多くありますね。

また、他チームとの連携は一層大切になっています。1つの問題が起きたとき、個人でどうにしかしようとするのではなく、各分野のスペシャリストと共に、最適な方法で解決にあたることは、ラクスの文化になっていると思います。

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