INTERVIEW 「エンジニアが成長できる、楽しく快適な場」をつくり、日本を代表するエンジニア集団へ

執行役員 開発本部長 兼 技術本部長

公手 真之

PROFILE

グラフィックデザイナー、WEBデザイナーとして活躍後、WEBエンジニアに転身。2002年ラクスに入社し「メールディーラー」「配配メール」などの開発を担当。2016年より開発部門全体のマネジメントに従事。

「エンジニアが働きやすい環境」を作りたい

SaaS企業としてのラクスの特長は「一つの会社で多くのSaaSを提供している」という点だと思います。
事業ドメインとして少数の代表的なサービスを持っているSaaS企業が多いなか、ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します」というミッションのもと、バックオフィス・フロントオフィス向けに、多くのサービスを展開しています。

ラクスは、現在事業部制を採用しているのですが、開発本部はエンジニアが所属する技術専門組織としてサービスを横断して存在しています。

数年前に事業部制に移行した時に、開発チームを事業部に組み込むかで大いに悩みました。組み込んだ方がよりビジネスと一体化することで、当社が重要としている「お客様視点」の開発がより有効に機能するのでは?とも考えました。しかしながら、エンジニアたちが大切にする価値観やエンジニアたち自身が作るカルチャーを重視した組織を作った方が、エンジニアがビジネスに貢献できると信じ、事業部には属さない技術専門組織として、エンジニアが生き生きと活躍できて働きやすい、楽しい環境を作ることを目指しました。

多種多様なエンジニアが集まっていることで、技術トレンドや自分が担当していない自社サービスについて気軽にプロジェクトを跨いで情報交換しやすかったりとコミュニケーションが活発になることで、結果としてエンジニアが成長しやすく、また成果も出しやすいと考えたのです。

これまでにも、当社ではエンジニアに限らず、「お客様視点」の重要性は社内全体にかなり浸透しており、たとえ技術専門組織になったとしても、各開発プロジェクトと事業部とで一体となった開発は十分にできるだろうと判断しました。

「PDCA」と「相手視点」という二つの大きな価値観

仕事をしていく上で、基本中の基本として、ロジカルにPDCAを回し、最大限に成長していこうという「改善」、そして相手の視点を持って常に行動しようとする「相手視点」、この二つを価値観として非常に大切にしています。

一つ目の「PDCA」についてですが、当社には成長意欲の高いエンジニアが多く、日頃から技術トレンドのキャッチアップや研究に力を入れていることはもちろん、サービス利便性や開発効率・スピードの向上を目的とした新しい手法を取り入れるなど試行錯誤を繰り返しています。
開発本部全体だけでなく、個人単位でも各々がKPT等による振り返りを定期的に実施し、取り組む課題の優先順位付け、改善アクションの決定を繰り返し行っています。

次に「相手視点」についてですが、仕事はエンジニアだけで完了できるものではありません。多くのステークホルダーがいます。
例えば新機能開発項目を決めたり、その仕様を決めていくといった過程においては、マーケティング、カスタマーサポート、セールスなど複数部門をまたがってメンバーが意見を出し合います。「お客様視点」はもちろんのこと、各部門がそれぞれの意見・主張をしますが、対話を重ねることで「相手視点」を理解してもらいます。解決すべき課題に対して、エンジニアとしての視点・主張はしっかり持ちつつ、それぞれの立場を理解し解決案を探っていってもらいます。エンジニアにはこの「相手視点」を常に意識して行動してもらっています。

ラクスのエンジニア文化

2019年、エンジニアたちに、「自分たちが大切にするエンジニアとしての価値観」について話し合い、ラクスエンジニアの8つのバリューを定義してもらいました。その中では「本質にフォーカスする」「失敗を恐れず挑戦する」「楽しんで楽にする」といったようなものが定義されています。

ラクスのエンジニア達はこれらのバリューを意識して、様々な取り組みを自発的に推進してくれています。例えばサービスを横断しての勉強会、情報交換会の開催などです。また、社内のメッセージングツールでの議論、情報発信も様々なカテゴリで頻繁に行われていますね。悩んだ時に簡単に相談でき、200人以上いる社内のエンジニアの誰かが回答してくれるというオープンなカルチャーが形成されています。

このバリュー自体も当社のエンジニアが現時点で良いと思ったもので、今後見直しによって変わってもよいと思っています。上からの価値観の強制ではなく、エンジニアたちが、自分たちはどうあるべきかを、自分本位ではなく相手視点も持ちながら考え、必要であれば変えていく、エンジニアたちが主体的に作っていくべきものかと思います。エンジニアたちが作ったバリューに基づいた行動がラクスのエンジニア文化の形を作っていくのだと思います。

「日本を代表するSaaS開発エンジニア集団」を目指して

ラクスはSaaSの開発に20年以上携わっており、多くのサービスを立ち上げグロースさせてきました。私たちだからこそもっている成功のノウハウがあります。

また、アーキテクチャ、フルスタックエンジニア、サービスに特化した知識を高度なレベルで保有していたりオフショアのマネジメントに優れたエンジニア、インフラ設計のスペシャリスト、UIデザイナーなど多種多様な人材が在籍しています。

これらのノウハウと人材で我々は、「日本を代表するSaaS開発エンジニア集団となる」というビジョンを実現します。

社外からも「SaaSの技術集団としてNo.1はラクスだよね」と認知されているような組織、そして、なによりもエンジニアたちが、自分たちがNo.1と自負を持って働いている未来を目指したいです。その未来は、エンジニアが成長できて、そして生き生きとし、楽しく快適に働ける場だと思っています。

そんな我々の想いに共感してもらえる方がいらしたら、是非一緒に未来を作っていきたいですね。

ラクスには、エンジニアの高い成長意欲に応えられる環境や機会が、十分に揃っています。是非ご応募いただければと思います。

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