INTERVIEW 裁量と迅速な意思決定を力に、メール配信領域の成長を切り拓く

株式会社ラクスライトクラウド 代表取締役

大塚 智史

PROFILE
大学卒業後、住宅業界での営業を経て、エンターテインメント関連企業で営業マネジメントを経験。2011年2月、株式会社ラクスに入社し、「楽楽精算」の立ち上げ期から営業として事業拡大に貢献。2018年4月より「メールディーラー」(現・楽楽自動応対)の事業責任者を務め、2021年6月に株式会社ラクスライトクラウド取締役に就任。2022年8月からは「配配メール」(現・楽楽メールマーケティング)の営業責任者を兼務し、2024年10月より現職。

メール配信領域で切り拓く、独自のアプローチ

株式会社ラクスライトクラウドは、ラクスグループの成長戦略を担う一翼として、導入のしやすさと実務で活用できる機能性を両立したメール配信システム「ブラストメール」や「ブラストエンジン」の企画・開発・販売・運営を手がけています。
設立は2018年。ラクスグループとして初めてM&Aを実施し、「ブラストメール」の前身である「ブレインメール」を子会社化したのが始まりです。

ラクスは楽楽クラウドシリーズ立ち上げ以前から、メール配信市場に取り組んできました。2001年には「メールディーラー」(現・楽楽自動応対)、2007年には「配配メール」(現・楽楽メールマーケティング)をリリースし、長年にわたり企業のメール活用を支えてきました。

これらのサービスは、ある程度の配信規模や運用体制を持つ企業を中心に導入が進み、事業としても着実に成長してきました。一方で、メール配信に求める使い方や導入の背景は企業によってさまざまであり、よりシンプルに、早く使い始めたいというニーズも多く存在していました。

そうした異なるニーズにも応えられるサービスとして加わったのが「ブラストメール」です。ラクスグループの中でメール配信という領域を多面的に捉えられるようになったことで、利用規模やフェーズの異なるお客様にも一貫して価値を届けられる体制が整いました。

ラクスライトクラウドは、設立以来、売上・利益ともに着実に成長を続け、グループの中で存在感を高めてきました。売上規模においても、業界の中でトップクラスを目指せる位置にあります。

こうした成長の背景には、ラクスグループの事業群の一角として担う当社独自のアプローチがあります。

ラクスはいわゆる「ザ・モデル」型のビジネスモデルで、マーケティング、インサイドセールス(IS)、フィールドセールス(FS)、カスタマーサクセス(CS)が分業・連動し、お客様の導入を支えていくスタイルを基本としています。

一方、当社では「ザ・モデル」型の動きに加え、お客さま自身が無料トライアルを活用し、納得したうえで導入を進めていただく「セルフサーブ型」の体験を重視しています。プロダクトの使いやすさや導線設計を磨きこむことで、スムーズに導入まで進めていただきやすい環境を整えてきました。

セルフサーブ型というと、営業の関与が少ない印象を持たれるかもしれません。しかし本来は、お客さまが自ら納得しながら検討を進められること自体が、よりよい顧客体験につながると考えています。そのうえで、営業が専門性を発揮しながら伴走し、不安の解消や課題整理を支援するという形を取っています。

また、当社は少数精鋭の組織であることもあり、工程を細かく分業しすぎない体制を取っています。その分、導入前の検討から利用定着までを一気通貫で捉え、得られた示唆を改善につなげやすい点が、ラクスライトクラウドならではの強みです。

少数精鋭で意思決定の距離が近いからこそ、新しい戦略にも柔軟に挑戦できます。新しい戦略を試し、切り拓きながら、当社はグループの中でも独自の役割を担っています。

メール配信領域で、連携を通じて価値を最大化する

当社が手がける「ブラストメール」と、ラクスが提供する「楽楽メールマーケティング」は、価格帯や機能の設計思想が異なります。それぞれが想定する利用シーンや企業規模が違うため、お客様の課題や体制に応じて最適な選択肢をご提案しています。

例えば、「楽楽メールマーケティング」のCS担当がお客さまから「まずはスピーディに始めたい」というご要望をいただいた際には、私たちにつなぎ、「ブラストメール」をご紹介しています。逆に、より高度な活用を検討されている場合には「楽楽メールマーケティング」をご提案することもあります。

それぞれの強みを活かしながら、メール配信領域全体としてお客さまに価値を届ける体制を築いています。

また、ラクスグループ内での連携という点では、楽楽クラウド製品との機能連携を進めています。当社では「ブラストメール」に加え、高速かつ柔軟なシステム連携の機能を備えた配信エンジン「ブラストエンジン」を提供しています。請求書送付や各種通知など、確実に届くことが求められるメール配信を支える基盤として、楽楽シリーズへの搭載を検討しています。

さらに、ラクスが提携しているクラウド企業のサービスにおいても、配信基盤として「ブラストエンジン」の活用が広がっています。こうした配信基盤を担う立場として、各事業と連携しながら、グループ全体の信頼性と提供価値の向上に貢献しています。

挑戦の機会が、成長とキャリアの選択肢を広げる

ラクスライトクラウドは現在、総勢約40名というコンパクトな組織です。IS、FS、CS、開発、企画といった各機能が一つの組織に集約されているため、部門間の距離が近く、日常的な連携が生まれやすくなっています。

例えば、CS担当が機能面で新たなニーズを掴めば、すぐ隣の開発担当に相談できます。経営陣とも日常的に対話でき、相談から判断、実行までの距離が短いことが特長です。こうした環境では、担当領域を超えて意思決定に関わる機会も多く、「まずやってみる」「改善する」というサイクルを主体的に回す経験を積むことができます。こうした経験は、将来どの組織でも通用する力を磨くうえで大きな財産になるはずです。組織拡大を続ける中で、マネジメントポジションも今後増えていく見込みです。また、事業全体に深く関わる中で身につけた視座やスキルは、ラクスライトクラウド内での役割拡張にもつながります。さらに、ラクスの一員として他事業部やマーケティング、製品戦略などへ挑戦する道も開かれています。

実際に、当社で経験を積んだ後にグループ内で活躍の場を広げているメンバーもいます。キャリアは一方向ではなく、事業の成長とともに多様な選択肢が広がっています。

チームを超えて、価値を届け続ける

当社が掲げるバリューは、「お客様により大きな価値を届けるためにチームを超えて絶えず思考し、行動する」ということです。

コンパクトな組織だからこそ、部門の垣根を越えた連携が重要になります。企画、開発、営業、CSそれぞれが自分の役割に閉じるのではなく、チームを超えて「お客さまのために何ができるか」を起点に考え、行動することを大切にしています。
私は、立場の異なるメンバー同士の意見を丁寧にすり合わせ、納得感のある着地点を見出し、それを実行へとつなげることを心がけています。対話を通じて合意をつくり、組織として前に進む。その姿勢を、まずは自ら体現していきたいと考えています。

「お客さまにより大きな価値を届ける」と明示しているのは、目指すべきゴールを共有することが重要だと考えているからです。共通の目標があるからこそ、立場や職種を越えた議論が生まれます。お客さまによりよい価値を届けるための取り組みは、特定の部門だけで完結するものではありません。
年次や役職関係なく、「どれだけ主体的に関われるか」を重視しています。自分の役割から一歩踏み出し、事業全体をどう成長させるかを考え、実行する。その過程で、調整力や合意形成力といった汎用的な力が磨かれていきます。

意思決定のスピードが速い組織だからこそ、新しく加わるメンバーも事業の成長に主体的に関わり挑戦できます。

楽しく働き、成長を喜びあい、市場をけん引しよう

私たちは、メール配信市場の伸びを上回る成長を目指しています。市場環境が変化し続ける中でも、自分たちの工夫や挑戦によって成長を生み出していきたいと考えています。そのためには、既存のお客さまとの関係をより深めると同時に、新たなお客さまとの出会いも着実に広げていく必要があります。提供価値をさらに磨き込みながら、事業を前に進めていきます。

ラクスライトクラウドは、これからさらに事業規模を伸ばしていくフェーズにあります。まだ完成された組織ではありません。だからこそ、延長線上にとどまらず、新しい顧客との向き合い方や事業の広げ方に挑戦していきます。すでに完成した組織ではなく、これから一緒に形づくっていく段階にある。それが、今のラクスライトクラウドです。

私のモットーは、「楽しく働くこと」です。
目標は本気で追いますし、難しい局面にも当然向き合います。ただ、管理やルールだけで組織を動かすつもりはありません。一人ひとりが主体的に考え、自分の意志で挑戦できる。その中で成果を出し、成長を実感できることが、結果として強い組織につながると考えています。
簡単な道のりではありません。それでも、その過程も含めて楽しめるチームでありたい。
少しでも響くものがあれば、ぜひ一度お話ししましょう。

※所属・役職はインタビュー時点(2026年2月)のものです。

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