PROFILE
金融機関で営業に従事した後、人材系企業で採用支援のソリューション提案を行う。
2019年2月に関西エリアの「楽楽精算」「楽楽明細」マネージャーとしてラクスへ入社。
関西・東海エリアの「楽楽精算」営業部長、西日本営業統括部長を経て、2024年10月より現職に就任。
累計導入1万社を超え、なおも成長期にあるプロダクト
「楽楽明細」は、請求書をはじめ、支払明細書、納品書、領収書などの帳票類を電子化し、Web上での発行を可能とするクラウド電子帳票発行サービスです。
同領域において、売上シェア・導入社数シェアともにNO.1を獲得し、楽楽シリーズの「楽楽精算」に並び立つプロダクトとして、ラクスで売上・収益の柱を担うという面でも、確かなポジションを築いています。
しかも、NO.1を獲得した現在も成長期の真っただ中にあり、今後さらなるシェア拡大を狙っています。
例えば請求書では、依然として表計算ソフトを使って1通1通入力し、紙で出力・郵送している企業が数多く存在しています。
とりわけ私たちがメインユーザーに位置付けている中小企業では、請求書の電子化に踏み切っていない企業が多いのが実情です。そのほかの帳票類についても、しかりです。
「楽楽明細」はリリース以来、紙からデジタルへ商習慣を切り替えることのメリットを市場に訴求し続け、一定の成果をあげてきたと自負しています。
一方で、「帳票類のやりとりは紙のほうが確実」「メールだけで請求書発行を済ませるのは、取引先に失礼」といった“紙文化”が根強く、デジタル化に抵抗感をお持ちの企業も少なくありません。
言い換えれば、「楽楽明細」が向き合うマーケットには、帳票類電子化の潜在的なニーズのある「白地」が大きく広がっているということです。
実際に、「楽楽明細」はトップシェアのプロダクトとして市場認知度が高いことから、「そろそろ電子化を検討しよう」と思い立った潜在顧客から真っ先にお問い合わせをいただけるケースが多いです。
さらに、多くのお問い合わせにきめ細かく対応できる組織力を持ちあわせ、インサイドセールス(IS)、フィールドセールス(FS)、カスタマーサクセス(CS)が組織的にフォローする体制を構築していることも、「楽楽明細」の優位性になっていると考えています。
つまり、お客様の数が増えても、1社1社に寄り添った提案やサポートを徹底でき、ビジネスチャンスを逃さない体制があるということです。

コンサルティング提案の要素が強く、専門性を深められる
さらなるシェア拡大・事業の成長には、現状に満足せず、進化し続けることが不可欠です。
帳票類の電子化に踏み切っていないお客様にとって、紙での処理を続けていくとどんな困りごとが生じるのか、電子化に対応すればどんなメリットがあるのかなど、直面しうる課題・ニーズのイメージをお持ちでないケースも多く、営業メンバーはご要望を丹念に掘り起こすことが以前よりも求められています。
そして、課題・ニーズを顕在化したうえで、「楽楽明細」による課題解決策を練り上げ、丁寧にサポートすることが大切になります。
これは簡単なことではなく、高度なコンサルティング営業だといえます。
難易度が高いだけに、ヒアリング力や提案力、課題解決力、フォロー力といった総合的なビジネススキルを磨くことができます。
もちろん、新しい仲間に対していきなり難易度の高い仕事を割り振るわけではありません。
先輩の商談への同行・同席や、ロールプレイング形式のトレーニング、マニュアル・トークスクリプトの整備、1on1による目標管理やフィードバックを通して、スムーズにオンボーディングできるようにサポートしています。
新たなメンバーのオンボーディングを丁寧に行うことで、組織の急拡大やお問い合わせの増加に伴う変化の中でも、お客様への提案やサポートの質を損なうことなく成長してきました。
IS、FS、CSをはじめ、業務を細分化することで効率や生産性を高めていますので、例えばISならばリード創出に集中的に取り組み、ISとしての専門性を効率的に深めることができます。
FSは入社3カ月目には単独で営業活動を進められるようになります。その後も先輩によるサポートを受けながら、スピード感持って対応する案件の難易度を上げていくことができます。

請求書電子化は氷山の一角。お客様への貢献をもっと広げられる
事業戦略や組織体制も、シェア拡大に向けてさらなる進化をめざします。
その一つとして「組織力の再強化」を掲げ、既存オペレーションや組織体制の見直し、メンバー個々のレベルアップのためのしくみづくりなどを進めています。
マルチプロダクトを展開するラクスの魅力として、さまざまなフェーズにあるプロダクトの戦略や組織づくりの事例を参考にできることが挙げられます。
「楽楽明細」でいえば、圧倒的シェアNO.1をめざす「楽楽精算」が先行して培った事例をもとに、「楽楽明細」にフィットした施策を柔軟に組み立て、ブラッシュアップを重ねています。
こうした施策や仕組みについても、新しい仲間に積極的に推進してほしいと期待しています。
例えば、近年注力しているのが、過去に契約に至らなかったお客様に対して再度アプローチし、受注をめざす取り組みです。
「楽楽明細」は2013年にリリースして以来、数多くのお客様と接点を持ち、お客様とのやりとりの履歴をストックしてきました。
その貴重な資産を生かすべく、「楽楽精算」での事例を参考にISとFSが連携して再アプローチを進めています。
このような取り組みの積み重ねが「楽楽明細」の成長をけん引しています。

スピード感をもって、おもしろい挑戦ができる組織
私がラクスに入社した2019年当時、「楽楽明細」の導入社数は約500社でした。
それからわずか6年の今では1万1,000社を突破するという、驚異的なスピードで成長を続けています。
自分の携わるプロダクトがみるみるとシェアを高め、成長する過程は純粋におもしろく、自身の成長スピードも高まります。
ラクスのリーダーシッププリンシプルには、「小さく試して大きく育てる」「失敗を許容する」という言葉があります。
前者は、新しい試みを小さな範囲で行い、実証し、最終的に大きく育てるという意味です。
後者は、失敗は大きな学びの機会であると考え、挑戦を促したいという思いが込められています。
私もこうしたラクスの考え方に共鳴し、マネジメントの立場としていつも「おもしろい挑戦ができる組織づくり」をめざしています。
新しいことに果敢に挑み、成果を上げることによって、投資がスケールアップし、できることも、ポジションも相乗的に増えていく。そうした好循環をつくり、いたるところでおもしろい挑戦が生まれる組織。
それが、働く人にとって「よい組織」なのではないかと考えています。
ラクスはSaaS業界のトップランナーであり、成功も失敗も数々経ながら前例のない成長を遂げています。
「楽楽明細」においても、毎年のように新しい施策・しくみづくりに挑み、ラクス全体の成長をけん引することができます。
もちろん、そこには困難もつきもの。壁に直面することもあるでしょう。
それも自身の成長機会と前向きにとらえられる方は大歓迎です。
ぜひ一緒にチャレンジしましょう。