RAKUS Tech Conference 2024
開催日時 |
2024/08/07 14:00 ~ 18:00 |
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開催場所 |
オンライン |
RAKUS Tech Conference 2024
RAKUS Tech Conference 2024 公式サイト
「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」
開発本部のミッションに込めた想いをエンジニア/デザイナーが生の声でお届けします
株式会社ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援します!」をミッションに掲げ、
経費精算システムの「楽楽精算」や、メール共有・管理システムの「メールディーラー」など
延べ83,000社を超えるお客様にSaaSサービスを提供してきました。
「RAKUS Tech Conference」は、SaaS開発における取り組みや知見を紹介する、ラクス開発本部主催の技術カンファレンスです。
メッセージ
ラクス開発本部は「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」をミッションに掲げています。
私たちは、2000年代初期のSaaS開発時から徹底して顧客視点を大切にし、顧客のペインポイントを理解し、その解決に向けて様々な取り組みを行ってきました。一方、組織が急拡大する中で、エンジニア一人ひとりの顧客に対する解像度が低下するという課題にも直面しました。
本カンファレンスでは、私たちが直面した困難とその乗り越え方、顧客視点を保つための具体的な取り組みを、CTOやPdM・EM・エンジニア・デザイナーが現場のリアルな声でお届けします。
顧客志向の開発を重視し、真のカスタマーサクセスを目指す皆様に、私たちの知見とインスピレーションを少しでも共有できればと思っています。
こんな方におすすめ!
- ラクス開発本部の戦略や現状の課題、今後のビジョンを知りたい方
- 急拡大するプロダクトチームの組織戦略を知りたい方
- マルチプロダクトSaaS開発の知見を得たい方
- 長期プロダクトに携わるエンジニアの取り組みを知りたい方
- 開発プロセス内のデザイナーのあり方について聞きたい方
- インフラ部門の技術選定に興味がある方
申込特典のご案内
お申込みの方へ後日、RAKUS Tech Conference 2024のアーカイブ動画を配信いたします。
※当日参加できない方も対象となります。
開催概要
- 日時: 2024/8/7(水)14:00-18:00
- 会場: オンライン(Zoom)
※connpassのメッセージ機能、およびイベントページ内の「参加者への情報」欄にて開催前にURLを通知いたします。 - 参加費: 無料
- 主催: ラクス
- RAKUS Tech Conference 2024 公式サイト:https://techcon.rakus.co.jp/2024/
- ハッシュタグ: #RAKUSTechCon
タイムテーブル
開始時間 | タイトル | 登壇者 |
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14:00 | オープニング | |
14:10 | ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発 | 開発本部 本部長 兼 執行役員 公手真之 |
14:40 | マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアル | 東京開発統括部 製品管理課 課長 稲垣剛之 |
15:10 | 拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるか | 開発推進部 プロダクトデザイン課 課長 小林肇 開発推進部 プロダクトデザイン課 今村 沙穂理 |
15:30 | 急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ | 東京開発統括部 楽楽精算開発部 部長 髙橋康弘 楽楽精算開発部 開発1課 課長 小宮山和彦 楽楽精算開発部 開発1課 涌井友輔 |
16:00 | パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ | 株式会社ラクスライトクラウド 企画課 牧野寛知 株式会社ラクスライトクラウド BMバックエンド開発課 上原崇 |
16:20 | 急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略 | インフラ開発部 副部長 藤井靖弘 |
16:40 | 楽楽精算のQA改革 | 東京開発統括部 QA課 金子佳樹 |
17:00 | 新たな顧客課題に挑む17年目の進化とモダナイゼーション | 大阪開発統括部 配配メール開発課 課長 大塚正道 大阪開発統括部 配配メール開発課 井上良太 開発推進部 フロントエンド開発1課 亀ノ上孝雄 |
17:30 | クロージングトーク |
プログラム詳細
ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発
開発本部 本部長 兼 執行役員 公手真之
本セッションでは、株式会社ラクスのCTOである公手が、顧客視点を徹底的に高め、使いやすさを追求するプロダクト開発の過去と現在を語ります。また、組織全体での顧客視点の維持と浸透方法の取り組みついて詳しく解説します。本セッションが、より良いプロダクトを生み出すためのヒントを得られる機会となりましたら幸甚です。
マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアル
東京開発統括部 製品管理課 課長 稲垣剛之
ラクスは複数のプロダクトを開発・運営しています。 その中でも楽楽精算、楽楽明細、楽楽電子保存の3つのプロダクトを担当しているプロダクトマネジメント組織が どのようにお客様、製品、ステークホルダーと向き合い価値を出しているのかについて 現場でのやりがい、苦労、難しさのリアルを交えてお伝えします。
- PdM組織の役割、発足と拡張の経緯
- ラクスにおけるPdMの役割分担、日々のプロダクトマネジメントにおける工夫
- マルチプロダクトならではのチャレンジと楽しさ
- 今後の課題と展望
当社の取組みが、プロダクトマネジメントに関わる皆さまのお役になれば幸いです。
拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるか
開発推進部 プロダクトデザイン課 課長 小林肇
開発推進部 プロダクトデザイン課 今村 沙穂理
プロダクトデザイン組織は「プロダクト開発の中心となり、顧客課題を解決する優れたUXを生み出す」というミッションを掲げて、顧客理解に努めています。 当社では、楽楽精算、楽楽明細、楽楽勤怠をはじめとする複数のSaaSプロダクトを開発しています。 しかし、デザイン組織のメンバーの多くは、経験のない業務知識や顧客視点を獲得することに常に課題を感じています。 特にプロダクトが成長するにつれて顧客理解の重要性が増し、その課題も大きくなっています。
このセッションでは、プロダクトデザインの組織が顧客理解のために実践している具体的な取組みをご紹介します。
- 顧客理解のためのアプローチ
- 理解の深まった事例
- 今後の展望とチャンレンジ
これらの取り組みを通じて、デザイン組織は顧客理解を深め、プロダクトの価値の最大化に貢献することを目指しています。 本セッションが、同様の課題に直面するデザイン組織やプロダクトデザイナーの参考になれば幸いです。
急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ
東京開発統括部 楽楽精算開発部 部長 髙橋康弘
楽楽精算開発部 開発1課 課長 小宮山和彦
楽楽精算開発部 開発1課 涌井友輔
東京開発統括部は楽楽精算・楽楽明細・楽楽勤怠をはじめ複数のプロダクト開発を行う組織です。 開発を担う製品群のCAGR約30%で成長を続け、ARRも200億に迫る規模となっています。 この規模の成長を支えるため、現在進行形で製品開発における各マネジメント課題と日々向きあっております。 本セッションでは、急成長するプロダクト・チームが直面した以下マネジメント課題と、顧客志向を中心に据えた解決アプローチについて具体的な事例を基に語ります。
- 組織課題
- マネジメント負荷の増加
- 開発速度の低下
- 開発プロセス課題
- サービス拡大とともに肥大化するコードと認知負荷
- 増える人員と分業化の進行
- 顧客視点の希薄化
- 技術課題
- サービス成長によるインフラコストの増加
- 技術的負債(コード負債)
これらのマネジメント課題に対する当社のアプローチ事例を紹介します。 本セッションが、各マネジメント課題を抱えるマネージャーやリーダーの参考になれば幸いです。
パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ
株式会社ラクスライトクラウド 企画課 牧野寛知
株式会社ラクスライトクラウド BMバックエンド開発課 上原崇
ラクスライトクラウドは、APIメール送信ツール「ブラストエンジン」を提供しています。 メールという技術特性上、リクエストを捌くためのパフォーマンス向上やリソース管理は欠かせません。
本セッションでは、「ブラストエンジン」を開発・リリースするにあたり、ブラストメールでのAPI運用の経験から得た3つの主要な課題と、それに対する解決策についてご紹介します。
- 時間のかかる処理でタイムアウト:特定の処理が長時間かかり、タイムアウトが頻発していた
- リソースの消費が多いユーザが偏る:リソースをたくさん使うユーザがいることで、他のユーザへの影響が生じていた
- 宛先データインポートに時間が掛かる:配信するたびに宛先データを入れるためインポート時間の懸念があった
開発者の皆様へ、弊社の知見を少しでも共有できればと考えております。
急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略
インフラ開発部 副部長 藤井靖弘
インフラ部門では、提供サービスの基盤として高い性能・信頼性を確保しつつコスト削減を追い求めることが、顧客への価値提供に繋がると考えております。
本セッションでは インフラ部門が顧客への価値提供につなげるため、どのようなことを実践しているのか? 具体的にはどのように技術選定を行っているのか、また実際にどのようなものを使っているのか? サービス急成長に伴い、ITインフラの拡張と最適化を実施した最新事例を交えてお話しします。
- 最新HCI(ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ)の導入
- オールフラッシュ・ストレージ製品の導入
- VMware製品との向き合い方
当社の事例が少しでも同業界で働く皆様の知見になりましたら、幸いです。
楽楽精算のQA改革
東京開発統括部 QA課 金子佳樹
楽楽精算は2009年のリリース以来、多くの企業さまに愛用されておりますが、お客さまの期待に迅速に応え、法制度に確実に対応するためには、より高度で専門的なアプローチが必要となってきました。 これまでQAは各プロダクト開発メンバーが担当しておりましたが、1万社を超えるお客様に安定してサービスを利用いただけるよう、QAの専門組織化を行い以下のような取組みを実施しました。
- 安定したリリースを実現するため、テストプロセスの明文化・確立
- お客様の利用トラブルを捉え、製品改善につなげる仕組みの構築
- 発生したトラブルを組織の学びにつなげる取組み
これら取組みは仕掛り中のものもありますが、さらなる改善の目標も立てています。 特にインボイス対応で得た学びは貴重で、今後の品質保証の方向性にも大きな影響がありました。
本発表では、これらの取組みと成功事例を詳しく紹介し、得られた学びと、今後の展望についてお話します。
新たな顧客課題に挑む17年目の進化とモダナイゼーション
大阪開発統括部 配配メール開発課 課長 大塚正道
大阪開発統括部 配配メール開発課 井上良太
開発推進部 フロントエンド開発1課 亀ノ上孝雄
2007年にリリースされた配配メールは、長らく多くの企業にメール配信サービスを提供してきました。しかし、メールマーケティングの成熟に伴い、単なるメール配信機能だけでは顧客の期待を超えることが難しくなってきました。顧客のニーズを深掘りする中で、従来とは異なる技術的アプローチが必要になることが明らかになりました。17年間のサービス提供を経て見えてきた新たな課題に対応するため、開発チームは既存のアーキテクチャを超える新たなテーマとして、「レガシーシステムのモダナイズ」と「モダンなフロントエンド技術の導入」という2つの技術的チャレンジを行っています。この取り組みを通じて得た新たな価値提供の成果と技術的ノウハウについてご紹介します。
ラクスの利用技術スタック(一部)
- 開発
- 使用言語:Java, PHP, Swift, Kotlin, Python, JavaScript, TypeScript,
- MW:PostgreSQL, MySQL, Postfix, Apache, Docker
- FW・ライブラリ:Spring Boot, Laravel, Vue.js, jQuery, React, Redux, GraphQL
- 開発ツール:GitHub, GitLab, IntelliJ IDEA, PhpStorm, Xcode, Android Studio, Flyway
- CI・テスト:Selenide, Gradle, JMeter, jUnit, Jenkins, SonarQube, Ansible
- インフラ(SRE含む)
- 言語:Go, Python, TypeScript, PHP
- プラットフォーム:オンプレミス, AWS(EC2, ECS, EKS, ElastiCache, RDS, S3, Lambda etc)
- 仮想化基盤: kubernetes(k8s), Docker, VMWare, Nutanix
- FW: Gin, Flask, React, NextJS
- CI/CD: GitHub Actions, AWS CodeBuild, AWS ECR, HELM, ArgoCD
- IaC: Terraform, Ansible
- 運用・監視:Zabbix, Grafana, Prometheus, ElasticStack, Datadog, aqua
- その他ツール:Git, Jenkins, Selenium, Rundeck, Serverspec
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https://rakus.connpass.com/event/322789/