PROFILE
吉田 均
楽楽精算開発部 モバイル開発課
新卒から8年間独立系SIerで受託開発に携わり保守開発チームのリーダーを担当。ラクス入社後は楽楽精算のモバイルアプリ開発組織にてPMやチームマネジメントを行っている。
まず吉田さんがラクスを選んだ理由を教えてください。
前職は受託開発だったのですが、立場上必要以上にお客様に踏み込めずもどかしい思いをしていたんです。そんな時ラクスでは自社サービスを内製開発しているという話を聞き、よりユーザーにダイレクトに価値のあるサービスを提供できるのではないかと思いました。
実際に面接で話してみると、こちらから尋ねなくても積極的に自社情報を教えてくれました。ただ試される訳ではなく、候補者にも配慮した真摯な姿勢を感じる事ができ、そのような組織風土にも惹かれましたね。またこれまでモバイル開発は未経験だったんですが、新しい領域でチャレンジさせていただける事についても非常に興奮したことを覚えています。
今はどんな仕事を担当されているんですか？
楽楽精算アプリの新規開発で主にPMとして全体管理を行っています。そのほか要件定義といった上流工程も担当し、PdMやデザイナーと協力して仕様を固め開発メンバーに引き渡すという役割も担っています。
開発以外だとチームリーダーとして他部署との調整や開発KPIや課題管理といったマネジメントを課長と共に行い、チームのエンジニアが集中して開発に取り組める環境を作ることに注力しています。
開発業務はどのような流れで進めているのでしょうか。
楽楽精算は原則年4回のリリースを行っています。それに合わせて3か月の開発期間の中でPdMと定めたPBIの優先順位に沿って開発を進めています。開発プロセスは基本はウォーターフォールで設計からテストまで進めますが、私のチームでは一部アジャイル要素も取り入れたりして、メンバーの進めやすい形で柔軟に対応しています。
重視している点としては月一回振り返りを行うほか、トラブルが生じた際にはその場で問題を突き詰める時間を取り再発防止に努めています。また開発が順調な時には各自が改善作業を行える時間を取ることで業務効率化も進めています。開発以外だとやはりモバイル関連の動向は流れが速いので定期的にチーム全員で利用技術やサービスの情報収集を行い共有を行うことで早期キャッチアップを図っています。
吉田さんの役割は多岐にわたっていますが、やりがいを感じるのはどんな時ですか？
やはり自身がPMとして関わった機能を納期通りにリリースして多くのお客様に提供できた時に最も達成感を感じます。
私の携わっている楽楽精算アプリはまだまだ改善余地が多いです。どうお客様に喜んでもらえるかについてPdMと議論を交わしアプリを成長させていく事は、入社理由にも直結していますし日々充実感がありますね。
また個人的に元々データを扱うのが好きということもあり、Google Analyticsで収集した情報(OS・機種…)を基に状況を分析し、アプリをより良くするためにどういった戦略を立てていくかを熟考することも今までにない面白味を感じています。
モバイル開発チームの良さはどんなところにあると思いますか？
モバイルアプリ開発は機種やOSといった外的環境に依存する場面も多く個人的には非常に難易度が高いと思っています。それでも品質担保を最重視し、毎回安定してリリースを行えている事に誇りを持っています。
そしてその源泉となっているのは、困難な場面でも相互にフォローしあえるチームワークだと思います。誰かが突発的な作業で手を取られた時には率先して巻き取ったり、高品質を守るため時には持っていないスマホをレンタルしテストするといった、泥臭い作業が発生する事があります。そのような場面でも同じ目的に対し実直にチーム一丸となって取り組むことができるのがモバイル開発課の良さかと思います。
今後の目標を教えてください。
モバイル開発課は「モバイル開発を通じて顧客の”楽”体験の向上に貢献する」というMission実現を掲げています。その実現のため、まずは「アプリで実現できる楽楽精算機能の充足」を引き続き推進していきたいです。
楽楽精算は多くのお客様からご支持いただき業界をリードするプロダクトとして位置していますが、アプリの方は現状その全ての機能を網羅できている訳ではありません。結局PCでの操作が必要となりご不便をおかけしている側面もあります。なのでまずはアプリで操作を完結できるように機能を充実させ、アプリを単なるPCのサブとしてでなく同列の立ち位置に引き上げることを目指したいです。
その後は他社アプリなども参考にモバイル特有の強みを活かした機能拡張なども実現していきたいと考えています。個人的にはそれを実現するために必要なPMスキルやEMスキルを、上長の姿を見ながら磨いていきたいと思います。
オフタイムはどう過ごされていますか？
基本的にはインドアなので家族でのんびりと動画を見たりゲームをしたりして過ごすことが多いです。ただモバイルの動向は気にするようにしていて、休みの日も個人アプリで試してみたり、Techカンファレンスなどで面白そうな発表を見た時もそのサンプルアプリを作ってチーム内で発表したりといった事も行ったりします。ラクスではそういった活動がちゃんと評価される土壌があるというのもそうですが、チームメンバーを見ていても何より自分が気になる、楽しいからやっているという人が多いように感じますね。今後は現地でのオフラインイベントにも積極的に参加して人との交流を深めたいと思っています。
