PROFILE
RAKUS AI Conference 2026 Summer
ONLINE / 2026.07.15 WED 18:30 - 20:30
MESSAGE
AIネイティブ開発のゴールは浸透ではなく、
顧客価値と事業価値をスピードと品質で提供すること
ラクスは、経費精算・販売管理・カスタマーサポートなど、性質の異なる複数のプロダクトを展開しています。それぞれの領域で最良の製品を届ける「ベストオブブリード」は、私たちが長く磨いてきた強みです。
その強みをAI時代にどう生かすか。答えは単純ではありませんでした。プロダクトごとに開発プロセスも技術スタックも意思決定の前提も異なるため、AIツールを導入するだけでは全員に浸透しません。既存プロセスとの摩擦も、チームごとの温度差も生まれます。
それでも私たちが立ち返るのは、AI活用率を上げること自体は目的ではない、という一点です。目指しているのは、顧客価値と事業価値を、これまでよりも速く、高い品質で届けること。そのための手段としてAIをどう組織に組み込むのか ── 本カンファレンスでは、その意思決定と実践の実際を、成功も失敗も含めてお話ししました。
同じ課題に向き合うエンジニアの皆さんにとって、持ち帰れるものがひとつでもあれば幸いです。
公手 真之上級執行役員 / 開発本部長 / CTO
SESSIONS
全5セッションの発表資料・アーカイブ動画・詳細レポートを公開しています。
複数プロダクト組織のAIネイティブ化における戦略
ラクスでは、AIネイティブな開発組織への変革を進めています。しかし、複数のプロダクトを展開する開発組織では、AIネイティブ化を進める上で特有の難しさがあります。プロダクトごとに開発プロセスや技術スタック、チームの文化、意思決定の前提が異なるため、ツールを導入するだけでは全員に浸透しません。既存プロセスとの摩擦、チームごとの温度差、活用レベルのばらつきも生まれます。ラクスがこの壁に対して、どのような意思決定を行い、組織としてどう動いてきたのか。CTOの視点から、AIネイティブな開発組織へ変革していくための戦略と判断の実際をお話しします。
SPEAKER
公手 真之
上級執行役員 / 開発本部長 / CTO
複数プロダクトで進めるAI機能実装 ── 実践から得たリアルな学びとロードマップ実現への挑戦
経費精算、販売管理、カスタマーサポート。性質の異なるプロダクト群に、私たちはどのようにAI機能を実装してきたのか。複数プロダクトへの同時並行なAI実装事例を横断的に振り返りつつ、「使われる機能」にするための設計判断、開発の共通論点、組織的なナレッジ連携など、実践から得たリアルな学びを共有します。AIが「オプション」から「コア」へと位置づけを変える中、組織としていかにロードマップ実現に向き合うか、その舞台裏をお伝えします。
SPEAKER
矢成 行雄
執行役員 / 開発本部 副本部長
伝票作成AIエージェントを支える、LLMOpsとインフラの選択肢
経費精算業務にAIエージェントを組み込んだ「伝票作成AIエージェント」の正式版を、2026年6月にリリースします。このエージェントは、2025年12月にβ版としてリリースしたものを、正式版に向けて磨き込んできたものです。この「最低限動くβ版」から「動かし続けられる本番」へ進化させるには、様々な課題を乗り越えてきました。LLM呼び出しの切り替えやリトライをどうするか、ユーザーの確認待ちを挟む処理をどう効率的に動かすか、エージェントの一連の振る舞いをどう追跡可能にするかなど、これまでのWebアプリ運用とは異なる設計判断が次々と求められます。本セッションでは、その過程で直面したインフラ設計上の選択肢を取り上げ、「なぜそれを選んだのか」という判断軸とともに、現場でのリアルな実装知を共有します。
SPEAKER
竹田 舜
AIエージェント開発課
仕様駆動開発、導入半年。「本当に速くなってるの?」にデータで答える
設計段階で仕様を明確に定義し、AIによる高速実装と高品質を両立させる「仕様駆動開発(SDD)」。私たちのチームではSDDを定着させるべく、日々の開発フローへの組み込みを進めてきました。本セッションでは導入半年で見えてきた「リアルな成果」に加え、運用の中で直面した課題とそれをどう乗り越えようとしているか、泥臭い実践知をシェアします。
SPEAKER
平川 裕多
楽楽精算 開発3課
「顧客の声を聞かなければ何も始まらない」 ── 顧客の声から生まれた『AI返信補助機能』の開発プロセス
AIがメールの返信文案を自動生成する機能を2025年10月にリリースした後、さらなる改善に向けて利用者へのヒアリングを行いました。そこで見えてきたのは、「生成された文章に納得しづらい」「回答の根拠が分かりにくい」といった声でした。単に文章を自動生成するだけでは、ユーザーが安心して業務に使うにはまだ不十分だったのです。こうした顧客の声をもとに生まれたのが「AI返信補助機能」です。いきなり回答文を作成するのではなく、作成方針や根拠となる情報をユーザーに提示し、確認を挟みながら最終的な返信メールを作成していくことで、回答への納得感と安心感を高めることを目指しました。本セッションでは、前半で返信補助機能の企画に至った経緯を、後半で早期PoCの作成やCSによる検証など、スピード感を持って開発を進めるための工夫を紹介します。
SPEAKER
四方 大輔
楽楽自動応対AI開発課
今井 陸斗
楽楽自動応対AI開発課
ABOUT
イベント概要
| イベント名 | RAKUS AI Conference 2026 Summer |
|---|---|
| 開催日時 | 2026年7月15日(水)18:30 〜 20:30 |
| イベントURL | https://rakus.connpass.com/event/395871/ |
| テーマ | AI駆動開発の現在地 〜顧客課題を最速で解決するAIネイティブ組織のリアル〜 |
| 対象 | AI技術・AI駆動開発・プロダクトへのAI実装に関心のあるエンジニア |
